2019年04月13日

『私の20世紀 (4Kレストア版)』新宿シネマカリテにて

🎬『私の20世紀 (4Kレストア版)』イルディコー・エニェディ監督/ハンガリー、西ドイツ/102分/1989年/新宿シネマカリテにて

1880年、エジソンが電球を発明した頃、ハンガリーのブタペストでは母(ドロサ・セグダ)が双子の姉妹を出産。名はリリとドーラ。生後まもなく孤児になってマッチ売りの少女たちになるが、凍えて座り込んで眠っていたら通りかかった2人の紳士に別々に拾われて……。

モノクロ映像の中で光る電球、その光が町中に灯り、行進する兵隊さんの帽子にも灯っていた。星の輝きも新鮮だった。


今じゃどこもかしこも目に突き刺さるLED電球だ。家では一切のLEDは使っていないが、カーテンを開ければ駐車場の照明が矢のごとく突き刺さる。エジソンが電球を発明された時、今までのロウソクと比べて「物がはっきり見えるはいいが、見たくない部分も見えるから嫌だ」と言った人もきっといたことだろう。

双子を産んだ(笑えるがベビー服を着て生まれた?)母親と長じてからの双子の3役をドロサ・セグダが演じている。母親はともかく、ドーラは娼婦、リリは心配性のスパイでメイキャップのせいかほとんど別人。いろんなところですれ違うがお互いを見るのは終盤になってからだ。

2人は男性の趣味が合うのか運命なのか1人の男Z(オレーグ・ヤンコフスキー)と関わってくるところから俄然と面白くなった。
posted by ミッキー at 14:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月12日

今日も東京試写三昧デー(2)『ガラスの城の約束』『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』少しずつ

🎬『ガラスの城の約束』デスティン・ダニエル・クレットン監督/アメリカ/6月公開

酒浸りで夢のようなことばかり言っている発明家の父親(ウディ・ハレルソン)、画家志望で自由奔放な母親(ナオミ・ワッツ)の元で育った4人の子どもたちは、山奥の廃屋に住んだり、安い家賃の荒屋に住んだりしていた。

電気、ガス、水道、便所すらない時もあって、借金が多くなると全財産を車に詰め込んで夜逃げ同様に移動するのが日常の生活だった。もちろん学校にはほとんど行っていなかった。

長女のジャネットは心から両親を愛していたが、このままではいけないと感じて、下の妹、弟に少しずつでもお金を貯めて、この家を出ないといけないと言い聞かせて……。

長女ジャネット・ウォールズの原作で自分の生い立ちを小説「ガラスの城の子どもたち」に発表。初めて映画化された。


🎬『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』ケン・スコット監督/フランス、ベルギー、インド/96分/6月公開

夢にまで見たあこがれのバリにあるインテリアショップでインドから来た青年アジャ(ダヌーシュ)は泊まるお金もないので店内に展示してあるクローゼットに隠れて眠っていたら……。

パリにやっと着いたと思いきや、クローゼットの中で眠っているうちに運ばれた先がロンドン、それも難民たちと一緒。まあ、いろいろな目に合うのだが、行く先々で幸運に? に恵まれて……というお話。主役のダヌーシュはミッキーの好みではないが、元気に世界を駆け巡っていた。ー
posted by ミッキー at 15:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月11日

今日は東京試写三昧デー(1)『スケート・キッチン』『バイオレンス・ボイジャー』『長いお別れ』少しずつ

今日は朝から4本の試写三昧、いや、四昧の予定のはずが、1分遅刻して入れなかった。時間に厳しいが「あ、◯◯様ですね、申し訳ありません……」と言われて、無理言わずにプレス資料だけワガママ言っていただいた。今、近くのスタバで☕️タイム。

10時に見る予定だったのは『COLD WAR あの歌、2つの心』で字幕なしで1回見ている。モノクロ画像だけでも満足した作品だった。


ポーランド映画で初のアカデミー外国語映画賞に輝いた「イーダ」のパベウ・パブリコフスキ監督が冷戦下の1950年代、東側と西側の間で揺れ動き時代に、ポーランドの音楽舞踏学校で出会ったピアニストのヴィクトルと歌手志望のズーラの愛の物語だ。

公開は6月下旬だから次回上京か名古屋の試写で観られたらと願っている。

次は渋谷の試写室で2つ。遅れないように行かねば……。

試写の30分前に渋谷に着いた。🌸桜は昨日今日の風で葉桜になっていた。


🎬『スケート・キッチン』クリスタル・モーゼル監督/アメリカ/106分/5月10日公開

ニューヨーク郊外に住む17歳の内気な女の子カミーユはスケートボードに熱中していたが、怪我をしたために母親からスケートをやめるように言われる。しばらくはおとなしくしていたが怪我が治った頃に、「スケート・キッチン」と呼ばれる女の子たちだけのスケートグループの一員になる。

カミーユは地味でメガネをかけた女の子。程よい長さのざんばらな髪をなびかせてスケボーをする姿は、内気でも芯のしっかりした子だとわかった。映画では主役だが、画面のふちっこのほうで仲間のやることや言うことをそっと聞いたり見たりしている撮り方が新鮮だった。


🎬『バイオレンス・ボイジャー』宇治茶監督/日本/83分/5月24日公開

不思議な感覚のアニメだった。新しいと古い、スマートさと稚拙、引き込まれると引いてしまう、優しさと残酷さ、いろんなものが混じりあって、説明のしようがない。

宇治茶監督は並外れた才能の(異能)持ち主ということだけはお伝えしたい。やはり吉本の映画は観逃せない。


🎬『長いお別れ』中野量太監督/日本/127分/5月31日より公開

父・昇平の70歳の誕生日。約1年ぶりに集った2人の娘に告げられたのは元校長で厳格な父が認知症気味になったという事実だった。その時から7年の月日の中で、昇平の様子に戸惑いながらも向き合うことで、自分自身を見つめ直していく家族の物語。

蒼井優は『家族はつらいよ』シリーズより「辛く」、竹内結子はアメリカ駐在の夫や息子の英語レベルについていけない、松原智恵子は心から夫を愛していて、山ア努は自分の過去の人生を行き来している。

「力のある監督さんだね」と、試写室から出てこられた方の言葉に同感した。


posted by ミッキー at 10:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする