🎬『ロボコップ』ポール・ヴァーホーヴェン監督/アメリカ/103分/1987年/名古屋シネマスコーレ
近未来。世界は混乱状態で、鎮圧のため核爆弾が使われていた。かつては自動車産業で栄えていたデトロイトは犯罪のるつぼとなっていたので警察の経営を民間企業のOCP(オムニ・コンシューマー・プロダクツ)が請け負っていた。
OCPは犯罪一掃をめざして、社長のオールドマン(ダニエル・オハーリー)は重役会議で、保安担当のジョーンズ(ロニー・コックス)が巨大な警察ロボットを初披露するが、ロボットの操作の間違えで人を撃ってしまい死亡。実験は失敗に終わった。
ジョーンズとは別に、独自のロボット開発中で、その開発を進めるにはロボットの候補となる「人間」が必要であった。
デトロイト市警に配属されたばかりのアレックス・マーフィ巡査(ピーター・ウェラー)は、相棒のアン・ルイス巡査(ナンシー・アレン)と共に指名手配中のマフィアを追っていたが逆に強盗一味にやられてしまう。
オムニ社は、死亡診断が下されたばかりのマーフィの生体部分を部品として、彼をロボット警察官「ロボコップ」として蘇らせる。
1987年の近未来とは約30年後の「今」と思って見てしまった。車産業で栄えていたデトロイトの30年後の今をよく予想できたと思うが当時からその予兆はあったのだろうか。
CG技術が進んだ画面に慣れっこになってしまった目にも、ロボコップの動き、破壊力に新鮮さを感じた。物語の展開も吟味されていた。
⭐️ロボコップになっても妻や子どもの記憶が時々出てくるのが切なかった。
⭐️警察署のロッカーが男女一緒でブラジャー姿の女警官が着替えていて😲びっくりした。