2019年01月09日

映画祭の感想や1年の体験などいろいろ(3)

★アジアフォーカス・福岡国際映画祭 -2018年9月14日(金)〜23日(日)開催 メイン会場はキャナルシティ博多。

ずっと行っている九州・福岡には映友が10人以上できた。毎年ほぼ毎夜最終映画が終わると連れ立って飲み会映画評会をする。案内役は福岡のFさま。キャナルシティー近辺は個性があって美味しい野菜料理メインのお店がいっぱいある。

ミッキーは朝はホテルのバイキング、昼はうどん、夕方もうどん、晩は(飲めないが)飲み会と胃袋も大満足だ。

さて映画の話、ここも新作が多い。
『光』クイック・シオチュアン監督/マレーシア/88分/日本初上映
自閉症でなかなか世の中に順応できない青年ウェン・クァン(キョー・チェン)。働き口もままならない日々を送っている。幼い時は母親が面倒を見てきたが、母親の死後は「兄さんを頼む、いつもそばにいてやってくれ」の遺言どおり弟(アーネスト・チョン)は面倒を見ているが……。
自閉症の兄を持つ監督さん自身の半生を描いている。「聴く映画」といえる。熊本市長賞受賞。

『影の内側』ラヤ・マーティン監督/フィリピン/111分/日本初上映
顔の皮膚をはぎ取られ、心臓をえぐられ、性器を切り取られた少年が次々と山になったゴミ捨て場で発見された「バヤタス事件」と呼ばれていた。イエズス会の修道司祭であり法医学者でもあるガス・サエンス神父(ノニ・ブェンカミーノ)は、国家捜査局から協力を依頼された。
死体解剖や事件現場のシーンもかなり丁寧に撮っているのでひいてしまう人もいるはず。「わっ、こんなシーンをじっくりと…」と思う場面が2回あったが、最後に犯人がどうしてこんなことをしたかで納得できる作品だった。音楽はくぐもった打楽器が全般を占めていて不気味なストーリーに合っていた。

『僕の帰る場所』藤元明緒監督/日本、ミャンマーも秀作で、これは10月に東中野のポレポレで公開され全国にも順次公開された。


★第31回東京国際映画祭 (2018年10月25〜11月3日)六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか

なんといっても東京国際は賑やか、スターさんを六本木ヒルズ内で遭遇すること多々。難は身体が一つしかないことだ。2つあっても全部観きれないかもしれない。日頃培った?勘で映画をチョイスするわけだから、心許ない限りだ。

一応日本映画を中心に観ていたが「日本映画スプラッシュ部門」で作品賞を『鈴木家の嘘』、監督賞を『銃』ともう公開の決まった商業的に軌道に乗っている作品が賞をもらっていたのが腑に落ちない。今までそういう作品は部門に入ってなかった。その中で田中征爾監督の『メランコリック』も賞を取ったが、これこそこの賞にふさわしく面白い設定で満足した。

全般的には日本映画なら『ハード・コア』、外国映画なら『まったく同じ3人の他人』ティム・ウォードル監督/アメリカ/97分/ワールド・フォーカス部門 で上映された作品が一番だった。

1980年、ニューヨークのとある短期大学に入学した青年は、初対面なのに皆から「元気だった?」「夏休みはどこにいったの?」とか言われ戸惑っていた。事務局にいくと「あなたは退学したが、またくる気になったんだな」などと言われ、自分は違うと説明すると事務局の人がひどく驚いて「誕生日はいつ?あなたは養子?」ときいてからあるところに電話し始めた。電話の向こうの声は自分そっくりの声で、しばらくして会って見るとまるで自分だった……。これは是非とも公開していただきたい作品。

⭐️ゲストで大感激したのが『ブラ物語』ファイト・ヘルマー監督/ドイツ、アゼルバイジャン/90分/コンペティション部門で

鉄道運転士ヌルラン(ミキ・マノイロヴィッチ)が、定年退職最後の乗車で列車に引っかかったブラジャーの持ち主を探す様子をセリフなしで描いている。主人公の汽車運転手の同僚に『ポンヌフの恋人』『ツバル』にも出ているドニ・ラヴァンさんが来日されたことだ。残念な事になぜか無冠だったが、それならいち早く公開していただきたい作品。

★第19回東京フィルメックス(2018年11月17日(土)〜11月25日 有楽町朝日ホール他)で開催されたが、映画チョイス運が非常に悪く、不満もたくさんあった。もう2度も書く元気がないので http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/462866660.html をご覧いただきたい。

posted by ミッキー at 06:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする