2019年01月05日

2018年ホラー&サスペンス映画・ベストテン

数年前はマクドナルドタウン駅から娘夫婦の家までは90歩だったが、去年は110歩、今年は140歩。同じ年代のワンちゃんも同じだ。去年と違うところがもう一つあった。蚊が多いのだ。毎日40℃の時は蚊はほとんどいなかったが今年30℃前後は蚊は多い。こんな年寄りの右左の腕に10ばかり噛まれていて、娘は驚くが痒くも痛くもない。皮膚感覚もボケたのかちょっと心配。


1位『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』ヨルゴス・ランティモス監督/イギリス、アイルランド、アメリカ
監督さんの前作は、結婚しない男女は動物に変えられてしまう『ロブスター』や、大屋敷の中で父親が娘2人を世間の風に当てないように育てている『籠の中の乙女』があって、どれもミッキー好み。しかしこの『聖なる鹿殺し〜』は生々しい「超異常」最後のシーンの意味がわからないの三拍子が揃ってしまい、呆気にとられた作品だった。音使いが不気味で、カメラもちょっと中心をずれている撮り方などで特異な映像だった。
⭐️ホラー大賞

2位『RAW 〜少女のめざめ〜』ジュリア・デュクルノー監督/フランス
ゾクゾク身震いしながら観た。不気味や仰天シーンでミッキーは非常に満足した。獣医学校に入学した少女を主人公にした衝撃のホラー。美しい少女が動物の肉を口にしたことをきっかけに変貌していく。女性監督ジュリア・デュクルノーの長編デビュー作品。ホラー映画の祭典シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀長編作品に選ばれて、見事3冠を達成した。
⭐️ホラー新人賞

3位『ローライフ』ライアン・プロウズ監督/アメリカ
カナダの「ファンタジア国際映画祭」で特別審査員賞と観客賞をダブル受賞したクライムドラマ。まず、1 覆面エルモストロ、妊娠中の妻。2 不法移民の臓器を切り刻ざむ残虐親分テディ。3 安ホテル経営の女・クリスタル(ニッキー・ミッチョー)と臓器移植を待つ夫。4 刑務所から出てきたばかりで顔にナチスの鈎十字のタトゥーを入れている若者。その4組が別々の視点から事の次第をちようどいいスピード感で映している。終わりはほっこりさせてくれるが、絶対、万人向けではない。臓器を手際よく切り分け発泡スチロールの箱に6個に入れて秘密臓器移植ルートに渡す。(そのシーンは一生忘れない)連絡受けた安ホテル経営の女は夫に「臓器が見つかったのよ。それあなたにぴったりのよ」と喜ぶ……。
⭐️ホラー脚本賞

★『ベルリン・シンドローム』ケイト・ショートランド監督/オーストラリア
頑丈な扉、窓は二重ガラス、周りには人が住んでいない部屋で長い監禁生活が始まった……。
アンディはクレアをとても愛していて、いろいろ気を使って優しくするが、監禁されている彼女には通じるはずもない。そんな緊迫した自宅と、アンディの父親の面倒、学校の授業もバランスよく映されている。最後の詰め方もそつなくできていた。こういう事件がどこかで起こっていそうな気がして怖くなった。

★『サバービコン 仮面を被った街』ジョージ・クルーニー監督/アメリカ
監督さんはジョージ・クルーニー、脚本はジョエル&イーサン・コーエン兄弟。おお、怖い。家の中も怖いし、外も怖い。家のことは書かないでおくが、外は黒人家族に対する嫌がらせがどんどん加速するのだ。高い塀を建てたり、黒人の家を白人たちが取り囲んで生活を脅かせたり、やりたい放題だ。もっともっと怖いのは映画のチラシ。これじっくり見たら、ネタバレじゃないのって思ってしまう。今、映画館に置いてあるチラシを丁寧に見てほしい。ミッキーは保存用に1枚余分にゲット ! こんなに怖いお顔のマット・デイモンは初めて。マット・デーモンと書きそうになった。

★『不能犯』 白石晃士監督
その男、宇相吹正は「電話ボックスの男」と噂されていて、とある電話ボックスに殺人の依頼を書いた紙を貼ると必ず実行してくれるのだという。優しいお兄さんタイプの松坂桃李がとっても良かった。心操る殺人者で、悪以上の「悪魔」を見せてくれたし、ボソッとした声で話す言葉も「重く怖く」出ていた。一番印象に残ったシーンは、誤解されて殺されてしまった町内会長の小林稔侍さんのところ。さすがにインパクトがあった。

★『7号室』イ・ヨンスン監督/韓国
DVD屋経営のドゥシク(シン・ハギュン)、そこで働くアルバイト店員テジョン(D.O.)、そしてもう一人の新人アルバイト・中国人留学生ハンウク(キム・ドンヨン)。この3人の組み合わせがとっても良かった。映画のしまい方には突っ込みどころはたくさんあるが、なぜか韓国映画だったら許せる!! ということで納得。

★『死霊館のシスター』コリン・バーディ監督/アメリカ
重厚な怖さが伝わってくるホラー映画。怖さはさほどではないホラー映画がこのところ続いたが、これはホラー好きな方には超オススメ。
悪魔祓いの失敗の過去を持つバーク神父の悪魔への怖れ、無垢な少女アイリーンの幼い時から見ている悪夢、2人は偶然選ばれたのではなく、神の采配に寄って導かれるように聖カルタ修道院に来る。
主演のタイッサ・ファーミガさんはウブな上品さも加わっていた。ファーミガと聞けばヴェラ・ファーミガさんだが、彼女はタイッサのお姉さん。ちょっと年齢が離れているが実のお姉さん。お姉さんも『死霊館』『死霊館 エンフィールド』に実在した心霊研究家ウォーレン夫をパトリック・ウィルソンと演じている。姉妹でホラー映画スターだ。

★『テルマ』ヨアキム・トリアー監督/ノルウェー、フランス、デンマーク、スウェーデン
最初のシーンから度肝をぬかれた。遅刻してこのシーンを見逃すなら次回にするべし!だ。ホラー度としてはそう高くないが、不思議、不気味、先が見えない、そういう点なら満点に近い。北欧の空気感が漂っていて、主役のノルウェーの若手女優・エイリ・ハーボーが繊細な役を演じていた。監督さんはラース・フォン・トリアーの甥にあたる方。

★『スマホを落としただけなのに』中田秀夫監督
これを観て心底「ガラ系でよかったぁ〜」と思った。それと同時に、今の世の中のダークな部分が透けて見える展開で、世界のホラー監督の呼び名にふさわしい作品だ。そして主演の北川景子さんのお綺麗なこと ‼️ 犯人はある時点で彼女の美しさを知ってしまったからここまで執拗になったはず。
⭐️2018年ナンバー1 べっぴんさん大賞
posted by ミッキー at 05:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする