2018年12月21日

捜査に取り憑かれた男 2019年1月5日公開『迫り来る嵐』

🎬『迫り来る嵐』ドン・ユエ監督・脚本/中国/119分/2019年1月5日より新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー公開


1997年、中国。とある町の国営製鋼所で保安部の警備員をしているユィ・グオウェイ(ドアン・イーホン)は、近隣で多発している若い女性の連続殺人事件の捜査に刑事気取りで捜査をする。

顔見知りの刑事から情報を手にいれた彼は自ら犯人を捕まえようといろいろ聞き回り、死体が発見される度に事件に深入りしていく。

ある日、馴染みの娼婦・イェンズ(ジャン・イーェン)が犠牲者たちに似ていると直感したユィの行動によって、事件は思わぬ方向に進んでいく。


これは幸運なことに2回観た。2回目も新鮮な感覚で観入った。

工場の公安の彼は、刑事本来の張り込みや聞き込みという基本中の基本を忠実にやっていく。その迫力に満ちた行動は殺人事件を追うことで現実から逃避したいという願望が見え隠れしていた。

印象に残ったのは空模様。雨がずっと降っているかどんよりとした曇り空で陰鬱な雰囲気を表していた。最後は彼の「人生の空虚さ」をうかがわせる終わり方だった。

⭐️第30回 東京国際映画祭で「最優秀男優賞」と「芸術貢献賞」をダブル受賞した中国の本格的サスペンス。

⭐️正月気分から早く抜け出したい方にオススメする。
posted by ミッキー at 02:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

喜びと苦悩のホイットニー 2019年1月4日公開『ホイットニー 〜オールウェイズ・ラヴ・ユー〜』

今、2018年ベストテンを選んでいる。順位はまだつけていないがベストテンの中でもトップは大体わかっている。

日本映画なら★『犬猿』吉田恵輔監督 ★『ハード・コア』山下敦弘監督

外国映画(アジア映画を除く)★『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー監督 ★『ラッキー』ジョン・キャロル・リンチ監督。

アジア映画部門では★『エターナル』イ・ジュヨン監督/韓国 ★『軍中楽園』ニウ・チェンザー監督/台湾、

ドキュメンタリーは甲乙つけがたいのがたくさんある ★『サファリ』ウルリヒ・ザイドル監督★『さすらいのレコード・コレクター 10セントの宝物』エドワード・ギラン監督★『ゲッベルスと私』クリスティアン・クレーネス、フロリアン・ヴァイゲンザマー、オーラフ・S・ミューラー、ローラント・シュロットホーファー監督★『顔たち、ところどころ』アニエス・ヴァルダ、JR監督、脚本★『私は、マリア・カラス』トム・ヴォルフ監督……いっぱいある。

大好きなホラーは★『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』ヨルゴス・ランティモス監督★『ローライフ』ライアン・プロウズ監督

アニメは早々決まっている★『犬ヶ島』ウェス・アンダーソン監督で決まり❗️



🎬『ホイットニー 〜オールウェイズ・ラヴ・ユー〜』ケヴィン・マクドナルド監督/イギリス/120分/2019年1月4日よりTOHOシネマズ日比谷他にて全国ロードショー公開

高音も低音も伸びやかに歌いこなす歌唱力で世界的に人気を博した歌手・ホイットニー・ヒューストン。メディアを通して見る彼女はまばゆい笑顔をみせてくれて、その存在自体が同時代を生きた人々に大きなエネルギーを与えていた。

しかし、『ボディーガード』の成功とボビー・ブラウンとの結婚を機に、薬物問題、複雑な家族問題があらわになって、48歳という若さで不慮の死を遂げてしまう……。


ホイットニーはアメリカニュージャージー州ニューアークに生まれ、11歳で聖歌隊に入り、モデル、クラブ出演などを経て歌手として世界に羽ばたいた方。

今年はオペラ歌手のマリア・カラスの映画『わたしは、マリア・カラス』がミッキーの「ベスト歌唱賞」だが、1月公開のホイットニーさんは2019年の「ベスト歌唱賞」になると思う。

人の心をうつ音楽性、高音から低音、低音から高音へと滑るように移行するなめらな声、息づかいの上手さ、等々、天性の歌手だ。

幾人もの歌姫や有名ミュージシャンが、決まりごとのように 孤独感、麻薬、恋愛・家族内トラブルで人生半ばでおなくなりになる…彼女もそうだ。もうたくさんという思いもある。

この作品を観てからすぐ「ボディガード」をみたが、その中で自分の働きで何人もの家族を養っている様子が写し出されていた。このシーンと同じような場面がホイットニーの肩にのしかかっていた。プライベートでも幸せを満喫した時は短かったのではないかと切なくなった。

posted by ミッキー at 00:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする