秘密の特殊な施設で育ったジャユン(キム・ダミ)。8歳のときにその施設から命からがら逃げ出した彼女は親切な酪農家夫婦に助けられる。だが記憶を失ったジャユンは夫婦の一人娘として貧しくも幸せに暮らしていた。
そして10年ほどの歳月が過ぎた頃、ジャユンは時々、頭に強い痛みを感じるようになる。養父母の生活苦と手術費用のために、賞金 が出る歌のオーディションを受けることを決意。
しかし、そのテレビ中継でジャユンが不思議なマジックをしたことがきっかけで謎の男たちから追われることになる。
一重まぶたのキム・ダミさんがいい。前半の温和ムードからの覚醒してバシバシと最強少女闘志となる変化ぶりが効いていた。この作品は続編が決まっているようだが、キム・ダミさんがどんな成長ぶりを見せてくれるか、今から楽しみ。
🎬『プロミス 〜氷上の女神たち〜』キム・ジョンヒョン監督/韓国/126分
脱北者出身でアイスホッケーの元エース選手ジウォン(スエ)は、北朝鮮に残してきた妹のことがずっと気になっていた。
そんな時に、アジア冬季の大会の誘致目的で急いで国家代表チームが結成されることになった。国体出身の監督デウン(オ・ダルス)からのたっての願いで再び代表選手に復帰するが、
急遽、そこに集まったのは、ショートトラックで足を引っ掛けたとして追放されたチェギョン、暇な主婦、時間外手当が目的のアイスホッケー協会経理の事務員さん等々、性格も実力もバラバラなメンバーだった。
のむコレの野村氏は韓国映画界に強力なコネクションがあるのだろうか。前の『The Witch/魔女』も、このプロミスも一般公開してほしいさくひんだ。もし、のむコレがなければ日本素通りとなってしまうのだろう。ひょっとして大阪アジアン映画祭などで上映している韓国映画よりミッキー好みでもある。
このプロミスは事実が元になっていてアジア大会アイスホッケーには日本も出てくる。監督は4カ国しかでないから銅メダルは貰えるかもしれないと激励するが5カ国になって4位が韓国、北朝鮮の同点で銅メダルはなしとなった。
でも、そこに行き着くまでに色々とあって、涙なしでは見られなかった。これは是非とも一般公開してほしい。