2018年11月24日

『ぼけますから、よろしくお願いします。』ポレポレ東中野にて

昨日、伊豆から名古屋に帰りついたが、浜松ぐらいで身体の節々が痛くなった。熱が出る前のようだ。面倒くさいので体温も計らずにあったかくしてひたすら眠った。起きたら熱が出きっていて(想像では37度8分ぐらい)身体がぽかぽかして気持ち良かった。

夜中に葛湯と柿半分食べてまた寝て、朝8時に起きたら熱っぽいが元気になっていた。風邪か疲れかわからないが咳だけ少し出る。

というわけで今日明日は家にいて年末掃除、年賀状などやりたいと思っている。

🎬『ぼけますから、よろしくお願いします。』信友直子監督/102分/ポレポレ東中野にて


広島県呉市。そこで生まれた信友直子監督は、ドキュメンタリー番組を制作するテレビディレクターで約40年の間、東京で暮らしている。

そんな仕事一筋の娘を両親は静かに見守っている。45歳の時に乳がん罹り、その時、両親の励ましに感謝した監督さんは父と母の記録を撮り始めた。最近になって、母親の変化に気づき始めて……。


昨日の『モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険 』のハンス・レイとマーガレット・レイは、いい夫婦だったし、今日の監督ご両親もいい夫婦。いい夫婦の条件はどんな苦境でも喧嘩しながらでも「話し合うことができる」に尽きる(夫婦仲の悪いミッキーも最近では結構話し合うことができるようになった)。

このドキュメンタリーで気になるところがあった。88歳の母親が(父親は96歳 ❗️)ちょっとボケていると思って医者の診察を受けたが、「お薬を飲んで進行を少しでも止めよう」の常套句で毎日義理堅くお薬をのむが、途端によく寝るようになる。

さっきまでわめいいたが、所構わず廊下、風呂場入り口、で横になってしまう。時には「迷惑かけるねえ」というが長続きはしない。

辛い話ばかりだがご夫婦の醸し出す雰囲気と父母を追う監督のカメラがとても慈愛に満ちていた。



posted by ミッキー at 11:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月23日

『モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険 』渋谷アップリンクにて

🎬『モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険 』山崎エマ監督/アメリカ/82分/渋谷アップリンクにて


世界中で愛されている絵本「ひとまねござる」「おさるのジョージ」シリーズの生みの親であるユダヤ人のご夫婦ハンス・レイとマーガレット・レイは、ナチスドイツの侵攻を危惧してパリからアメリカに各国を転々としてやっと移住した。

2人は生涯、おさるのジョージのキャラクターを守り続けた。その波乱万丈の人生を、神戸生まれで日本人の母とイギリス人の父を持ち、19歳でニューヨーク大学映画制作学部に進学した山崎エマさんが監督したドキュメンタリー作品。


これは7月に新宿シネマカリテの「カリコレ」で上映されたもの。まさか今、渋谷のアップリンクでやっているとは知らず、すぐ飛び込んだ。だが思っていたのとは違っていた。違ったけど観て本当に良かった。

どうもマーガレット奥様は男勝りで気が強くお口も達者で、一方のダンナ様はお人好しというカップル。

時代の流れに翻弄されながらもどんな時にも「おさるのジョージ」原画を大切に持ち歩いてナチスから逃れた。

ご夫婦のご近所さんは、小さい時によく遊んでくれた。ハンスさんは優しいけど、奥さんのマーガレットさんには、すぐ「仕事の邪魔よ、帰って!! 」と追い出されたよ、と子ども時代を振り返っていた。だが、気が強いマーガレットさんもハンスさんが亡くなってから1年の間はほとんど家から出ないほど悲しみにくれたそうだ。

90分のドキュメンタリーで、波乱万丈の人生と夫婦ドラマを「ひとまねこざる」の画風をそのままにほのぼのとしたアニメーションに仕上がっていた。
posted by ミッキー at 19:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月22日

フィルメックス映画祭2018(4)『シベル』

フィルメックス映画祭のチョイス運が悪くガックリ。映画祭体制も変わった。

当日券で一本観ようと有楽町ホールに行ったら「ここでは売っていません。お近くのセブンイレブンの発券機でお買い求めください」と言われた。近くのセブンイレブンを探してうろうろ……身体がえらくなって来て、もうあきらめようとしていたら見つけてホッとした。

店員さんが機械ですが操作できますか?と親切に聞いてくれた。一応ミッキーはコンビニ発券機を使うことができるが、使えない人はどうするんだろう。 親切な店員さんでもコンビニが忙しい時は声がけもしてくれないはずだ。

それに観客賞?投票もネットのみ‼︎ 暗い重い作品ばかりだったので投票もへったくれもないが、ミッキー以外にも頭に来ている人はいるはずだ。どこの映画祭だってこんなやり方はしていない。

来年からは東京で開催されている小規模の映画祭「ポーランド映画祭」「ベトナム映画祭」などをメインにしようかと考え中だ。

⭐️言っちゃーなんだけど、公式カタログ1500円も7割がたネット情報と同じだから、公式カタログもやめてネットだけにすればいいんじゃない?といいたい。


🎬『シベル』チャーラ・ゼンジルジ、ギョーム・ジョヴァネッティ監督/フランス、ルクセンブルク、トルコ/95分/日本初上映

トルコ北部黒海の山深い村。シベルは熱病のために5歳から言葉が喋れない少女で、言葉のかわりに口笛で意志表示している。村人から疎外されることが多い中、彼女は村人が恐れている狼を捕えて自分の存在を認めさせようと、山中をかけずり回っていた。

そんなある日、狼を捕まえるおとりの穴に傷を負った男が倒れていた。朽ちた山小屋で介抱するうちに離れがたい気持ちになって……。


フィルメックス映画祭で最後に観た作品。はっきり言って今までがイマイチだったので、唯一ストーリーが追いきれた作品(名古屋から来た甲斐があった作品には届かないが)。

山奥に暮らすこの一家は父親が村長、妹はまだ若いのに結婚が決まっていて姉のシベルとは仲は良くない。山奥であっても生活レベルは悪くない。

シベルが山を飛びまわる姿や、村の女たちの服装や仕事(茶摘みやとうもろこしをとる)を見ていると、20年前くらいの話かと思いきや現代の話といったちぐはぐさが気になった。

それに口が聞けないからとあからさまに「口が聞けない子が産まれると嫌だからあっちいって」など言われている。村の娘、村のおばさんたちからの言葉や態度に「情」のかけらもない。村長への尊敬の念もない。

シベルの家の中では父娘の力関係は普通にあるが、一歩外に出ると男女も年長年少の差はなく「対等」なのも違和感があった。
posted by ミッキー at 08:50| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする