2018年10月06日

今日、10月6日公開『ブレイン・ゲーム』『教誨師』


🎬『ブレイン・ゲーム』アフォンソ・ポイアルチ監督/アメリカ/101分/中川コロナにて

首の後ろの急所を刺す連続殺人事件の捜査に行き詰まったFBI捜査官・ジョー(ジェフリー・ディーン・モーガン)と美しい若き相棒キャサリン(アビー・コーニッシュ)は、引退して山奥にこもって一人住まいをしている元同僚の医師・ジョン・クランシー博士(アンソニー・ホプキンス)に助けを求める。

彼は予知能力を持っていたが最愛の娘の死をきっかけに隠遁生活を送っていた。

ジョーは博士の広大な田舎屋を訪ねるが、協力できないと追い返されそうになった時、外で待っていたキャサリンが本部から急な連絡が入り、ジョーに急いで取り次ぐために家に入って来た。そこで初めてクランシー博士と対面した。博士はひと目見た瞬間に美しいキャサリンの身の上に悲しい出来事が起きると予感して、この事件の捜査に協力するが……。


満足した❗️アンソニー・ホプキンスのお声、キャサリン演じるアビー・コーニッシュの知的な美しさ、この事件の容疑者コリン・ファレルの言い分、特殊能力を持った人だけが感じる恐怖、等々が1画面の無駄もなく畳み掛けて来た。

⭐️隠遁生活をしている部屋の設えが時々家政婦さんが来るという設定ではなく、博士が自分でいろいろ家事もやっていて雑然しているが、不潔にはなっていないという雰囲気がとても良かった。


🎬『教誨師』佐向大監督/114分/中川コロナにて

受刑者に対して道徳心の育成や心の救済をして改心できるように導く教誨師。牧師である佐伯(大杉蓮)は死刑囚の教誨師として約半年前に着任した。彼は、年齢、性格、家庭環境が異なる6人の死刑囚と度々面会する。


今年、急逝された大杉蓮さんが初プロデュースした最後の主演作品。

会場には20人ほどの年配の方でご夫婦連れが4組。昨日テレビでもこの映画を紹介していたので、初日だからもっと多いのではと思ったがなんだか寂しい入りだ。

名古屋では今池のシネマテークと中川コロナだけの上映で、きっと今池は満員になると見込んで中川コロナにしたが今池はどうだったのだろう。


さて、映画は、17人も無差別に殺した自己中心的な若者・高宮(玉置玲央)、おしゃべりな嘘つき妄想女・野口(烏丸せつこ)、文盲のホームレス・進藤(五頭岳夫)、家族思いで気の弱い布団屋店主の男・小川(小川登)、だんまりで無表情の男・鈴木(古舘寛治)、愛想がいいヤクザの組長・吉田(光石研)……そんな人たちと見張りの刑務官同席の室内で、世間話から入っていろいろ話をする。

時には無理な願い事を頼まれたり、いきり立って暴力を振るわれそうにもなる。こんな疲れる仕事はとても凡人ではやれっこない。神、仏に仕える立場の人も、並大抵の心構えでは務まらないだろう。

この映画はほとんど会話で成り立っている。生真面目な大杉漣さんにぴったりの役ではあるが、親身になり落ち込んでしまう表情の時は「まだ」正視できなかった。


⭐️作中、死刑執行のシーンがある。ずいぶん前に観た、門井肇監督の『休暇』(死刑執行の時に落ちてくる体を下から支える役をすると1週間の休暇がもらえるという話)にも大杉漣さんがベテラン刑務官で出ていたことを思い出した。




posted by ミッキー at 11:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする