2018年10月31日

2018年10月のブログ・リスト

10月1日 ゴッホを知り尽くした専門家たちが語る 9月6日公開『フィンセント・ファン・ゴッホ:新たなる視点』
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10月2日 モジャかわ❤️アニメ10月12日公開『スモールフット』
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10月3日 これが観たくて大阪へ🏃『ローライフ』シネマート心斎橋にて
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10月4日 毎年同じこてができる幸せ 10月13日公開『日日是好日』
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10月5日 「のむコレ」さん、頑張って!!
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10月6日 今日、10月6日公開『ブレイン・ゲーム』『教誨師』
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10月7日 大杉漣さん出演映画をもう一つ 10月20日公開『恋のしずく』
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10月8日『LBJ ケネディの意志を継いだ男』
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10月9日 復讐が加速する10月19日公開『デス・ウィッシュ』
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10月10日 第31回 東京国際映画祭のお知らせ オープニング作品『アリー スター誕生』
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10月11日 お金で大切なものを見失って 10月19日公開『億男』
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10月12日今日、10月12日公開『バーバラと心の巨人』『聖☆おにいさん』
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10月13日今日、10月13日公開『アンダー・ザ・シルバーレイク』
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10月14日 DVD 1974年主演チャールズ・ブロンソン『狼よさらば』
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10月15日『ムタフカズ』ミッドランドスクエアシネマ2にて
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10月16日 少女は不安と恐怖の中で震える 10月20日公開『テルマ』
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10月17日 本気になったら人生変わった!10月26日公開『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』
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10月18日 DVD「エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街」「グレース・ケリー 公妃の生涯」
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10月19日 バラナシに死す10月27日公開『ガンジスに還る』
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10月20日 今日、10月20日公開『マイ・プレシャス・リスト』
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10月21日 政治裏社会の綱渡り10月27日公開『嘘はフィクサーのはじまり』
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10月22日『Workers 被災地に起つ』ポレポレ東中野にて
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10月23日 ホッ、ガラ系でよかった 11月2日公開『スマホを落としただけなのに』
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10月24日「どうしたんだ?俺」11月2日公開『ヴェノム』
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10月25日 『ハナレイ・ベイ』新宿ピカデリーにて
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10月26日 第31回東京国際映画祭(1)『愛がなんだ』『彼の愛したケーキ職人』
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10月27日 第31回東京国際映画祭(2)『半世界』 『月極オトコトモダチ』
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10月28日 第31回東京国際映画祭(3)『家族のレシピ』『武術の孤児』
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第31回東京国際映画祭(4)『鈴木家の嘘』 『ミス・ペク』
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第31回東京国際映画祭(5)『トレイシー』 『漫画誕生』
http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20181030-1.html
2018年10月のブログ・リスト
posted by ミッキー at 00:05| Comment(0) | ブログ・リスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月30日

第31回東京国際映画祭(5)『トレイシー』『漫画誕生』

他人事ではない❗️身内が詐欺に引っかかる寸前だった ❗️

身内から電話で、詐欺に引っかかる手前で助かったと言ってきた。保険料の払い戻しの期限が今日までで、銀行カードを持って銀行ATMまできてくれないか。その支店の◯◯が、入り口に立っています と言われて慌てて行ったらしい。

携帯も持ってきてほしいと言われて探して持って行ったが、いつも使ってないので電源を入れたり、操作がうまくいかなかったりして、時間に20分ほど遅れてしまい銀行の窓口に行って訪ねたら「それは詐欺です」と警察がきて大騒ぎだったらしい。

自宅に帰って疲れて寝ていたら、警察広報車が「……のような詐欺事件が多発しています」と注意勧告しながら町内を回っていたそうだ。


🎬『トレイシー』ジュン・リー監督、脚本/香港/119分/アジアの未来部門

50歳のメガネ屋店主ダイホン(フィリップ・キョン)は妻アン(カラ・ワイ)と息子の3人で暮らしていた。

ある日、高校時代の親友チンが亡くなったという電話があった。電話をかけてきたのはイギリスに住んで、チンと同性婚をしているボンド(リバー・ホアン)からだった。ダイホンもかつてチンを愛していたが、それを隠して人生を歩んできたのだった。


お懐かしいカラ・ワイさん。2017年大阪アジアン映画祭のゲストでお会いして以来だ。その時、トークでアクション作品はこの映画で終わりにすると語っていた。

今作の役柄は奥様役で同性愛はもちろんのこと、長女の離婚も「我慢しなさい。離婚は身内の恥」と聞く耳もたないし、ましてや夫が昔男性を愛していたなど頭っから疑っていない生真面目で固い役柄。もう完璧演技だ!

話の展開は「あなたもそうだったのか!」と思わず叫んでしまうほどあっちにもこっちにもでちょっと食傷気味。


🎬『漫画誕生』大木萌監督/118分/日本映画スプラッシュ部門


「近代漫画の父」と呼ばれ、現在の「漫画」を職業として確率した男・北沢樂天。その先駆けをした漫画家はなぜ歴史から忘れ去られて行ったか「漫画の歴史とその謎」を追っている。


樂天を演じるのは『太陽』『沈黙-サイレンス-』のイッセー尾形、樂天の妻いのを篠原ともえ。妻いのは一生涯、夫樂天を励まし続けて、当時の妻の鏡といった役をはんなりと演じていた篠原ともえさん。着物の柄や着方も時代にそったものだと感じた。

北沢樂天は明治9年に大宮の旧家・北沢家に生まれ幼い時から絵を描くことが好きだった。19才のときに外国人向けの英字新聞の会社に入り、漫画欄を担当していたオーストラリア人の漫画家から西洋漫画を学ぶ。

その後、福沢諭吉が創刊した新聞を発行する時事新報社に入社。記事をわかりやすくするために新聞に絵を描いたのが人気を呼び、絵と内容で子どもから大人まで楽しめる「漫画」の基を作った。

また、弟子を育てることにも熱心で時事新報社を退職すると自宅で弟子たちを指導し、手塚治虫も樂天の影響を受けたひとり。

現在、その名を知る人間はほとんどいない。埼玉に於いても樂天の資料は少ないようだ。

posted by ミッキー at 09:35| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月29日

第31回東京国際映画祭(4)『鈴木家の嘘』『ミス・ペク』

週末はひさしぶりに秋晴れが続いている。

六本木ヒルズ内はハロウィンの思い思いのかっこうをしている子どもが走りまわっている親子連れと映画祭の大人?たちの相いれない二つの雰囲気で混沌としている。

通りすがりに「あ、どこかで見た方」と思ってもお名前がわからず、せっかくのスターさんにすれ違ってももったいない。誰かに聞くにも3分歩くとそれ事態も忘れる……トホホ(;´д`)


🎬『鈴木家の嘘』野尻克己監督・脚本/133分/日本映画スプラッシュ部門/(今秋・11月16日公開)

ひきこもりだった鈴木家の長男・浩一(加瀬亮)は、ある日突然、自室で命を経った。第一発見者は母親の悠子(原日出子)でショックのあまり記憶を失った。そのまま意識が戻らず49日目にやっと目覚めるが、溺愛していた長男の死んだことはおぼえていない。

そこでショックを与えないように父・幸男(岸辺一徳)と長女・富美(木竜麻生)は、「浩一は海外で事業を始めた叔父の手伝いをするためにアルゼンチンに行った」と嘘をついた。

父親は原宿でチェ・ゲバラのTシャツを探し、富美は兄になり代わって手紙を書き、親戚たちも巻き込んでアリバイ作りに奔走するが……。

最初のシーンは長男浩一(加瀬亮)の自死する数分前の映像だ。辛いシーンだが息子が自死したより一層辛い「嘘」をつく行為が家族を疲弊させていく。そんな様子をコメディ要素も含みながら赤裸々に描いていた。

母親の健康は徐々に回復してくる。そこで疑問がふつふつと湧いてきた。近隣に買い物に行ったり、家の前を掃除していたりすれば、知り合い、友人に遭遇して話がそれとなく「何かおかしい、私の寝ているときに何かあったの?」と思うはずだ。

それを食い止めるために、親しい友人、お隣さんに話を通しておいて、外に出さない工夫がしないと……と、思った。



🎬『ミス・ペク』イ・ジウォン監督/韓国/98分/アジアの未来部門

母親からひどい虐待をうけて育ったペク・サンワ(ハン・ジミン)は幼い少女ジウン(キム・シア)と出会う。ジウンはペク・サンワの幼い時と同じ境遇で救おうと行動するが……。

実際に起きた事件を元にしている。イ・ジウォンさんの初監督作品。女性監督だ。

親しくなったジウンに自分のことを「ミス・ペク」と呼ばせている。彼女には刑事をしているチャン・ソプ(イ・ヒジョン)がいて、彼は彼女と結婚したいとまで思っているが、サンワは虐待を受けて育ったために、結婚、出産、子育てという将来に自信が持てなくて彼の好意をうるさいぐらいに感じている。

ジウンの家庭は虐待を受けて育った実の父、実子じゃないからとサンワを邪魔者扱いにする後妻。寒い夜もベランダで寝起きさせるなどひどい! と思ったが日本でも同じようなニュースもあった。

どこの国においても起こって不思議じゃない事件だが、特に韓国の描き方の「隠さずちゃんと観せる」がミッキーにはこたえた。
posted by ミッキー at 09:32| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする