2018年09月06日

あいち国際女性映画祭 (2)『リメンバー・ミー』『殺人者マルリナ』

今、長い小説を読んでいる。ジェイムズ・エルロイの「わが母なる暗黒」で4つの章に別れているが一つ一つが長く文体も違う(と、思う)。

ジェイムズ・エルロイの自伝的小説(サスペンス小説でもある)でこの作家さんは「ブラック・ダリア」「LAコンフィデンシャル」の原作者だった。

「わが母なる暗黒」が事実なら、よくこんな生活や性格で小説家になれたのが不思議だ。気に入ったので他の小説もよんでみようと思っている。


🎬『リメンバー・ミー』ポン・シャオレン監督/中国/96分/愛知初公開

伝統的な中国オペラの女優さんの彩雲(フォン・ウェンジュン)は映画スターを夢みて、小さな村から上海にやって来た。一方の幼なじみの阿偉(ジャ・イービン)は映画監督を夢みて厳格な監督の下で修行していた。

大都会・上海で理想を追いかける2人の夢や恋の行方は…… 。


と、ここまで書いたが、本作を観て驚きと怒りでいっぱいになった。字幕が変、変すぎる、これでお金をとるなど考えられない。映画感想など述べる気力がない。

映画はミッキーの好みではないが、新旧の上海の街並みなどみているだけでも楽しめるはずが……。字幕がおかしい映画祭(と、いっても今回よりうんとマシ)は2ヶ所あった。でも20回以上も回を重ねて来た映画祭ではなかった。恥ずかしい気持ちでいっぱいだ。


🎬『殺人者マルリナ』モーリー・スリア監督/インドネシア、フランス、マレーシア、タイ/95分

インドネシアの荒れた丘陵地帯の村に住むマルリナ(マーシャ・ティモシー)は夫を亡くしたばかりだった。そんな時に強盗に襲われたが身を守るために毒入りの鶏のスープを作り5人殺した。強盗の首謀者には力ずくで犯されるがナタで首を切断した。

その首を持って、自分の無実を証明するために遠く離れた町の警察署に行くが、妊娠中の友人で夫に会いに行くノヴィに出会い、2人して町へ向かう。

女の行動から目が離せない。到底、6人もの男を殺した動揺があってもいいのに、それが感じられなかったのが恐ろしかった。


☆ウェスタン調の音楽、首なし死体の男がウクレレのような楽器を持ってたった3音でつくられた単調な曲、普通の現代の特長のない曲の3種類あったがどれもぴったり来ない。

posted by ミッキー at 12:53| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする