2018年08月15日

フリッツ・ラング監督特集より『激怒』『暗黒街の弾痕』シネマヴェーラ渋谷にて

昨日、テアトル新宿で3時間以上の『菊とギロチン』を観た。会場は6割の入りだった。監督は『ヘヴンズ ストーリー』『64 ロクヨン』の瀬々敬久監督。

大正末期。関東大震災直後の日本。女相撲の一座「玉岩興行」の女たちと、この地に流れ着いた中濱鐵と古田大次郎らアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちの物語。

途中、お得意の💤が出たが、時代の空気感、女たちの辛い人生を跳ね返すエネルギー。理想は高いが足が地についていないギロチン社の男たち。女の持つ底力が清々しかった。

イギリス映画で、もう15年以上前『恋はハッケヨイ!』という女相撲の映画があった。太め主婦が生活を助けるために女相撲クラブに誘われて、太めの劣等感から救われる?という筋書きだった。気に入ってパンフレットを買った覚えがあるので名古屋に帰ったら調べてみたい。



今日、朝からボケて試写室を間違えた。だから昼前からやっていて面白いものをと見つけたのが、渋谷でやっていた「フリッツ・ラング監督特集」。いつもは千円で2本だての劇場だが、今月は一本千円。内容を読んで2作品観た。


🎬『激怒』フリッツ・ラング監督/アメリカ/93分/モノクロ/1936年

ジョウ・ウィルスン(スペンサー・トレイシー)は真面目な勤め人でフィアンセのキャザリン(シルヴィア・シドニー)を愛していたが、お互い貧乏なのでお金を貯めてからと結婚を先延ばししていた。2人は別々の地で働いて貯金がたまってから結婚するのを楽しみにしていた。

しばらくしてお金がたまったジョウは古びた自動車に乗って彼女の住んでいる田舎町へ徹夜で出かけた。その途中の町で娘を誘拐した仲間と同じ型の車に乗っていたので一味と間違えられて捕まってしまう。

同じ車というだけで22名の男たち(私刑リンチ団)にひどい目にあって半死半生になったジョウだが、死刑を宣告された22人を彼の許すという一言よって救う。法廷でキャサリンと抱擁してハッピーエンド。


🎬『暗黒街の弾痕』フリッツ・ラング監督/アメリカ/86分/モノクロ/1937年

刑務所を出たばかりのエディー(ヘンリー・フォンダ)は希望を抱いてジョーン(シルヴィア・シドニー)と結婚するが、夢見た新生活も前科者というだけで八方塞りになってしまう。

そんな頃、現金を積んだトラックを奪取した強盗がいて乗り捨てた自動車にはエディの頭文字の入った帽子があった。それは盗まれたものでエディは身に覚えがなかった。だが裁判の結果エディは死刑宣告されて……。

『俺たちに明日はない』にも描かれたボニーとクライドの実話をモデルにした最初の映画。前の『激怒』の次に製作した作品。これも『激怒2』と名付けたい内容だった。それに2人とも撃たれて死んでしまう……切ない終わり方だった。
posted by ミッキー at 08:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする