2018年08月16日

親友の死からわかったこと。 8月25日公開『クリミナル・タウン』

🎬『クリミナル・タウン』サーシャ・ガヴァシ監督・脚本/アメリカ/86分/8月25日より新宿シネマカリテ他にて全国順次ロードショー公開

ワシントンDCのとある公立高校の卒業を間近に控えるアディソン(アンセル・エルゴート)は、親友で優等生のケビン(ジャレッド・ケンプ)が銃殺されたニュース速報に驚く。

警察は、チンピラの黒人少年(ケビンのこと)が麻薬を巡るギャング同士の抗争に巻き込まれたものであるとして早々と捜査は打ち切られた。

しかしケビンが麻薬に関わって殺されたなどありえないと確信するアディソンは、彼の名誉を取り戻すため仲良しの幼なじみフィービー(クロエ・グレース・モレッツ)と一緒に独自に事件を追い始める。

しかし警察は彼の証言には耳もかさず、高校学校の校長は大学進学の推薦状を盾に事件に深入りするなとまで言われてしまう。



片時もビデオをはなさず、何かあると記録映像を撮る風変わりな男の子が、憎からず思っていた幼なじみの可愛い同級生フィービーから「この夏に信頼がおける相手と初体験したいの」と言われて舞い上がっていた。

母親が留守がちな彼女の家で初体験となった。その前に親友ケビンがバイトしているコーヒーショップに寄ってケビンと無駄話をしてから、彼女の家で親密な時を過ごしていたら、テレビの画面にケビンが銃殺されたニュース報道を見る2人。だから余計に2人はだまって見過ごすことができなかったのだ。

ところがアディソンが親友だと思っていたケビン像と食い違うこと、探っていくうちに不可解な行動も知ることになる。

自分たちの考えや行動ではどうしようもない大人の世界を垣間見た2人はそれぞれの大学に進む。この別れ方がとっても印象深かった。

posted by ミッキー at 14:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月15日

フリッツ・ラング監督特集より『激怒』『暗黒街の弾痕』シネマヴェーラ渋谷にて

昨日、テアトル新宿で3時間以上の『菊とギロチン』を観た。会場は6割の入りだった。監督は『ヘヴンズ ストーリー』『64 ロクヨン』の瀬々敬久監督。

大正末期。関東大震災直後の日本。女相撲の一座「玉岩興行」の女たちと、この地に流れ着いた中濱鐵と古田大次郎らアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちの物語。

途中、お得意の💤が出たが、時代の空気感、女たちの辛い人生を跳ね返すエネルギー。理想は高いが足が地についていないギロチン社の男たち。女の持つ底力が清々しかった。

イギリス映画で、もう15年以上前『恋はハッケヨイ!』という女相撲の映画があった。太め主婦が生活を助けるために女相撲クラブに誘われて、太めの劣等感から救われる?という筋書きだった。気に入ってパンフレットを買った覚えがあるので名古屋に帰ったら調べてみたい。



今日、朝からボケて試写室を間違えた。だから昼前からやっていて面白いものをと見つけたのが、渋谷でやっていた「フリッツ・ラング監督特集」。いつもは千円で2本だての劇場だが、今月は一本千円。内容を読んで2作品観た。


🎬『激怒』フリッツ・ラング監督/アメリカ/93分/モノクロ/1936年

ジョウ・ウィルスン(スペンサー・トレイシー)は真面目な勤め人でフィアンセのキャザリン(シルヴィア・シドニー)を愛していたが、お互い貧乏なのでお金を貯めてからと結婚を先延ばししていた。2人は別々の地で働いて貯金がたまってから結婚するのを楽しみにしていた。

しばらくしてお金がたまったジョウは古びた自動車に乗って彼女の住んでいる田舎町へ徹夜で出かけた。その途中の町で娘を誘拐した仲間と同じ型の車に乗っていたので一味と間違えられて捕まってしまう。

同じ車というだけで22名の男たち(私刑リンチ団)にひどい目にあって半死半生になったジョウだが、死刑を宣告された22人を彼の許すという一言よって救う。法廷でキャサリンと抱擁してハッピーエンド。


🎬『暗黒街の弾痕』フリッツ・ラング監督/アメリカ/86分/モノクロ/1937年

刑務所を出たばかりのエディー(ヘンリー・フォンダ)は希望を抱いてジョーン(シルヴィア・シドニー)と結婚するが、夢見た新生活も前科者というだけで八方塞りになってしまう。

そんな頃、現金を積んだトラックを奪取した強盗がいて乗り捨てた自動車にはエディの頭文字の入った帽子があった。それは盗まれたものでエディは身に覚えがなかった。だが裁判の結果エディは死刑宣告されて……。

『俺たちに明日はない』にも描かれたボニーとクライドの実話をモデルにした最初の映画。前の『激怒』の次に製作した作品。これも『激怒2』と名付けたい内容だった。それに2人とも撃たれて死んでしまう……切ない終わり方だった。
posted by ミッキー at 08:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月14日

『詩季織々』テアトル新宿にて

伊豆高原の本棚から見つけた小説「イノセント・デイズ」。

田中幸乃の死刑執行の朝から始まっていたので読み進めている。彼女のおかした罪は「元彼氏の家に放火して、身重だった妻と一歳の双子を殺した」というもの。その彼女のいままでの生きてきた道を振り替えって書かれている。

映画でいうならサスペンス群像映画、時代も前後するので名前など確認しながら読んでいるが面白い小説だ。今日、東京に帰るが電車で読み切る予定。ゲリラ豪雨に合いませんように……。


🎬『詩季織々』

中国の3都市を舞台にしたと3つの短編・青春アニメ。

★『陽だまりの朝食』イシャオシン監督 テーマは「食:ビーフン」舞台は北京

郷愁を感じさせてくれた味の思い出。それに伴う祖母や初恋の思い出。その思い出には必ず朝食のビーフンの懐かしい味があった。焼きビーフンしか食べたことがないミッキー。思わず生つばが出た。


★『小さなファッションショー』竹内良貴監督 テーマは「衣装」舞台は広州

人気モデルの姉イリンと専門学校生の妹ルル。両親を亡くした2人は仲良く一緒に暮らしていた。しかし、モデルの仕事に行き詰まるイリンはルルに八つ当たりしてしまい、2人の間には溝ができる。

姉はいつも輝いている姿を妹に見せたいと頑張ってきた。妹はそんな姉をしっかり理解していて影で支え続けていた。妹のスケッチブックにはお姉さんに似合う洋服デザインでいっぱいだった。


★『上海恋』リ・ハオリン監督 テーマは「住宅」舞台は上海。

1990年代の上海。石庫門(せきこもん)に住むリモは、幼馴染のシャオユに淡い想いを抱きながら、いつも一緒に過ごしていた。しかし高校受験がきっかけで、お互いの距離も気持ちも離ればなれになってしまう。

2人とも同じ高校に行きたかったのに、別々の高校に行く事になって……切ない作品だった。

舞台となった昔の石庫門の風景が郷愁をさそった。
posted by ミッキー at 08:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする