2018年08月25日

42歳の童貞男、フィリピンに嫁探し 9月14日公開『愛しのアイリーン』

イギリス映画『スターリンの葬送狂騒曲』を観た。久しぶりに気が利いた邦題で、シリアスとコメディーの割合も良かった。 史実か?想像か?とところどころ疑問に感じながらも実際のお名前が出てくるので、まさかロシアで上映しない(上映禁止 ❗️)と思うので英語で良かった。


いとも簡単に殺していたところだけは「事実」なので半分以上(もっとかな ?)は本当のことだろう。それにしてもスターリンさんは自分の粛清のために「腕のいい医者」がいなくて死を早めたが、自業自得だ。

あと少しの上映期間だが、これは台詞に味わいがあるのでDVDでも楽しめるはず。


🎬『愛しのアイリーン』吉田恵輔監督/137分/9月14日よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー公開

地方の山村のパチンコ屋で働く宍戸岩男(安田顕)は40歳過ぎても独身。母親のツル(木野花)と認知症の父親(品川徹)と暮らしている。

職場の同僚でシングルマザーの愛子さん(河井青葉)に気があるが女性経験がなく口下手な岩男はどうすることもできないでいた。

楽しみといえば夜中にエロビデオを見て一人Hをして慰めている。それを隣部屋からそっと覗くツルさん……。


田舎で農業も少しやっていて長男と来れば嫁の来てはない。ましてやあんな変わった母親がいるからなおさらだ。

本人の引っ込み思案な性格も「無口」ではなおさら嫁は来ない。でも結婚した〜〜いからフィリピンにいって嫁をもらって来た。うるさい母親や親戚に相談したって話は進まないのは明らか。その行動力は認める。

日本人から見るとフィリピンから嫁をもらうことは「苦肉の策」「最後の最後の手」だろうが、フィリピーナのアイリーン(ナッツ・シトイ)にとっては「来てやった!」「だから実家に毎月送金は当たり前」と来る。 片言の日本語がかわいいアイリーン。

吉田恵輔監督にしては「異常さ」が過剰になっているのが気になった。(前作の『犬猿』はミッキー絶賛作品だが)
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2018年08月24日

ドラァグクイーン・カルチャーの黎明期を支えた人たち 9月1日公開『ディヴァイン・ディーバ』

やっと『カメラを止めるな!』を観たが、面白い、面白いと聞きすぎたせいか、全然おもしろくなかった。

どこが「面白い」かをみるために最後まで観たが、後半の伏線説明ではじめの部分が解明されるがミッキーにとっては意外さはなかった。ある程度読めてしまう展開だった。

なんか変なフィーバーやパクリ噂もあいまって観客数はうなぎ登りだが、世の中にはもっともっと面白くて勉強になる映画いっぱいあるのに……と愚痴りたくなった。魅力的な出演者は悪いけど1人もいなかった。慌てて見にいかなくて本当に良かった。


🎬『ディヴァイン・ディーバ』レアンドラ・レアル監督/ブラジル/110分/9月1日よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国ロードショー公開

1960年代の軍事独裁政権下のブラジルで、ゲイやレズビアンなどの性的少数者たちには今のような自由はなかった。しかし女装をして歌ったり踊ったりすることで自分らしく生きるきたドラァグクイーンたちがいた。

そんな人たちの拠点舞台であったリオ・デ・ジャネイロのヒヴァル・シアターが創立70周年を迎え、この劇場に出ていたレジェンドたちを一堂に会した『ディヴァイン・ディーバス・スペクタクル』が開催された。

2014年にはレジェンドたちのデビュー50周年祝賀イベントの特別に行われ、長い間、舞台から遠ざかっていた高齢のドラァグクイーン8人が、文句を言いつつも輝かしい60年代を振り返っていた。


ブラジルのドラァグクイーンカルチャー黎明期を支えた人々を追ったドキュメンタリー。女優であり、ナイトクラブ・オーナーの孫娘として、彼女たちを見てきたレアンドラ・レアルの初監督作品。

7月にレインボーリール東京(L&G映画祭)でこの映画の予告編を10回以上観たが何回みても「また同じ予告編か」とは感じなかった。
予告編の出来も良かったが、「彼女たち」の歌がめっぽう魅力的で上手いのだ。

化粧する姿、目配せ、毅然とした物言い、指使いまで「女」を感じさせてくれた。

☆今年のレインボーリール東京映画祭のオープニングで司会をなさった女装パフォーマーのブルボンヌさんがチラシに「時代が違ったらもっと生きやすかっただろう……」と書かれていた。チラシを見たらお読みいただきたい。
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2018年08月23日

将棋界の歴史を塗り替えた実話 9月7日公開『泣き虫しょったんの奇跡』

🎬『泣き虫しょったんの奇跡』豊田利晃監督/127分/9月7日TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー公開

幼い時から将棋 ひと筋で生きてきたしょったんこと瀬川晶司(松田龍平)は、「26歳になるまでに四段になれない者は退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定によって、人生の目標を失ってしまう。

「しばらくゆっくりしろ」という父親に甘えて実家でボォーッとしていたが、気をとりなおしてなんとか就職もできた。そんな時、優しく応援してくれていた父親(國村隼)が急死して……。



周囲の人々の薦めや協力で、史上初めて奨励会退会からプロになった瀬川晶司五段の奇跡の実話を描いている。

音楽の世界もピアノやバイオリンを5歳前から親子一体で英才教育している姿をたくさん見てきたが、子に自我が出てくると親の力だけでは二進も三進もいかなくなる。それを思うと将棋の世界は本人が「好き」と「結果」が先に進む条件だ。

そんな勝ちと負けがはっきりしている将棋も、その度に「なぜ、負けたのか」を突き詰めるのはしんどいだろう。

瀬川も若い時は自分のアパートに奨励会のメンバーが集まってきてワイワイと賑やかにやっていたが、年齢近くなるとそうもいかず、ミッキーもハラハラして落ち着かなかった。

印象深かったのは、瀬川と対局したことのある、奨励会を去った冬木(妻夫木聡)とアマチュアの強豪(小林薫)が、「瀬川くんはいい人だ。気持ちの良い将棋がさせた」と礼を言っていた。その言葉を聞いて将棋のことなど無知なミッキーだが、奥深い人間的な世界と感じた。



posted by ミッキー at 22:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする