2018年07月21日

スキップシティDシネマ映画祭(4)『招かれざる者』『ザ・ラスト・スーツ(仮題)』

ミッキー・ボケ多発!と言ってもしょっちゅうだから珍しくないが、iPadを娘アパートにおいて川口の映画祭に出かけたのを「忘れて」、大慌て。 どこに置いてきたのか焦ること3分。やって置いてきたことに気づいた。トホホ。この暑さでこれぐらいのボケは仕方ない。

今、名古屋。無事に10日間近く映画祭を乗り切ったのでホッとしている。

🎬『招かれざる者』エドン・リズヴァノリ監督/コソボ、オランダ/85分/2017年

コソボ難民のザナは、諍いや喧嘩ばかりする息子アルバンが心配だった。そんなアルバンもアルバイト先の自転車屋でアナと出会ってから落ち着きを取り戻していた。交際が進んでアナの家にザナも招かれるが、彼女の父親はコソボからアムステルダムにやってきたセルビア人だった。

コソボ出身のアルバニア人の監督さん。1998年から1999年にかけて激化したコソボ紛争。1人の女性がセルビア人によってレイプされるという話を基に描かれている。

暗くて重い作品だったが2万人の女性がレイプされ、1700人が行方不明という現実。その中のほんの一例だが、その傷が癒えることは永遠にないと思う。

☆カナダ、フランス映画でドゥニ・ビルヌーブ監督の『灼熱の魂』を思い出した。


🎬『ザ・ラスト・スーツ(仮題)』パブロ・ソラルス監督/スペイン、アルゼンチン/91分/2017年

ブエノスアイレスに住む88歳の仕立屋アブラム(ミゲル・アンヘル・ソラ)は、子どもたちに自分の家を処分されて、自分は設備の整った養老院に入れられると決まったが、そんなことおかまいなく大金を持って、故郷ポーランドへと黙って一人旅を決行した。

ポーランドへ行く目的は、戦時下にユダヤ人である自分を救ってくれた友との再会と約束を果たすためだった。

感動のストーリーだった。

パブロ・ソラルス監督の祖父の前では「ポーランド」という言葉が禁句だった。そのことが心の隅に引っかかっていた監督は、ある日、喫茶店の隣り席の話「ナチスから自分を救ってくれた恩人に会いに90歳の祖父がハンガリーに行ってめでたく会えた」という感動の話を聞いたのがきっかけでこの作品が出来上がった。

これは今冬に公開されるのであまり書けないが、「ここからドイツの地を踏まないでポーランドに行きたい」と旅行社に言って笑われたり、大金を盗まれたり、病気になって入院したりと、生きて目的に人に逢えるのだろうかとハラハラさせるロードムービー。
posted by ミッキー at 10:59| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする