2018年07月15日

レインボー・リール東京2018(3)『ヴィーナス』 QUEER×APAC短編より『新入生』

🎬『ヴィーナス』エイシャ・マージャラ監督/カナダ/95分/2017年/日本初上映

保守的なインド系の両親の元で育ったシドは、女性になるためにホルモン治療を本格的に始めようとしていた。家族にもカミングアウトする覚悟を決めていた。そんな時に突然、シドのアパートに14歳の少年ラルフが訪ねてきて、自分の父親はあなただと言う。

驚くシドだったが、高校生の時に同級生と付き合っていたことを思い出した。その後に自分の本当の性に目覚めたのだ。少年にNOとは言えずアパートに招き入れた。

面白さから言えば、これが一押し。突然、訪ねてきた少年のこだわりのない自由さとひょうきんさが救いとなる作品だった。

もちろん、インド系の両親は腰を抜かさんばかりの驚きようだった。「跡継ぎもできない、この家はもう終わりだ」と泣きつく母親に「ところが息子がいるんだ」と言う。

そんなこんなで面白い展開になるのだが、ミッキーなら是非とも公開したい作品なので、書くのはここまで。

この作品は完売になったが、それが納得できる出来ばえだった。



🎬『新入生』ジュリー・カルセフ監督/オーストラリア/18分

中学生のハンナは新しい学校で男の子の名前トーマスを捨てて、女の子の制服を着て登校すると決めていた。

ハンナを演じた女の子がとってもチャーミング。こんな可愛い子が男の子で過ごしてきたのが信じられない。新しい学校ではトイレの問題だけで、新しい学校の校長は多目的トイレを使ってくださいと言ってくれた。

新しい友人もできてハンナに笑顔が戻ってきたが、前の学校のいじめグループの女の子も新入生になっていた。その子も事情がある様子を見て「よろしく、私はハンナよ」と、握手を求めて幕。 短編だが、家庭、学校、友人関係がよくわかった。
posted by ミッキー at 11:00| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする