2018年06月03日

深く刻まれたシワに宿る人生 6月16日公開『ゲッベルスと私』

たった今の出来事(誰にでも声をかける男)

今、東西線から乗った地下鉄で「奥さん、時間あるなら途中でおりてお茶しない?」と声をかけられた。奥さん……おばあちゃんと言われないだけマシだけど、この年齢で男(初老で丸顔、中肉中是)から声をかけられるなんて。


ミッキーは😀にっこりして「ありがとうございます。急ぎの用事がありますので時間がありません」と断ったが、ものの3分後にちょっと若作りの女性にも声をかけて無視され、すぐ後に他の年齢不詳の女性に声をかけていた。乗り換える日本橋までミッキー入れて3人!いや、ミッキーより前にもかけていたかもしれない。見かけには異常なところはないのでいったいどんな方なんだろう。気になって仕方ない。


🎬『ゲッベルスと私』クリスティアン・クレーネス、フロリアン・ヴァイゲンザマー、オーラフ・S・ミューラー、ローラント・シュロットホーファー監督/オーストリア/113分/6月16日より岩波ホールにて全国順次ロードショー公開

若き日のブルンヒルデ・ポムゼルは第二次世界大戦中の1942年から終戦までの3年間を、ナチス宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスの秘書として働いていた。最も冷酷な戦争犯罪人の身近にいた人。このドキュメンタリーは終戦から70年の沈黙を破り貴重な体験を語っている。


103歳の老婆の口から出る言葉に圧倒された。淡々とした語り口ではあるが、観ている者には「言葉」が「映像」として映ってきた。

彼女の見たゲッベルスは「どこから見ても完璧な紳士で、物腰も穏やかなものだったが、一旦、演説をすると途端に何百、何千人の心をとらえる力があった」と語っていた。

7月終わりに公開される『ヒトラーを欺いた黄色い星』でも宣伝相ゲッベルスの「ベルリンからユダヤ人は一掃された!」という宣言が出された。そのベルリンで潜伏しながら生き延びた若者4人に焦点をあてて描かれているが、そのうちの1人は命からがら収容所から抜け出し何万人ものユダヤ人が殺されていると仲間に話したり、ビラを作って巻いてもほとんどの人は信じようとせず徒労に終わったシーンがあった。

だから秘書をしていたポムゼルの「ホロコーストについては何も知らなかった」という言葉は信じることが出来た。

当時のフィルム映像はいままで見たことのないものが多く、言葉にはならないほどショックを受けた。

☆ヨーゼフ・ゲッベルス 1897年生まれ。ナチス国家啓蒙宣伝大臣としてドイツ民衆をナチス支持に扇動。1945年5月、ヒトラーの自殺を追って総統地下壕で妻子と共に自殺。
posted by ミッキー at 03:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする