2018年05月14日

『港町』名古屋今池シネマテークにて

『港町』想田和弘監督/122分

昨日、名古屋も久しぶりに大雨が降った。時間帯から土日しか観られない映画を今池シネマテークに行った。観たのは想田和弘監督の『港町』。

『牡蠣工場』の風景を撮るために、岡山県の牛窓の港町をふらふら歩いていた想田和弘監督は、耳の遠い漁師のワイちゃんやおしゃべりなお年寄りクミさんらに出会う。

ふっと眠くなったが寝癖がついているミッキーにしてはほぼ観ていた。小さな港町の住民たちの生活模様が静かな佇まいではあるが、人間の生き抜く姿が自然な中で映されていた。

ひとり暮らしのクミさんは「あっちに行けば神社がある」「明日は喫茶店に連れて行ってあげる」「干した魚を持っていけ」など盛んに監督さんに話しかける。

人のことばかり気になっているクミさんが、急に不穏なことを監督さんに打ち明ける……この場面で「誰も予期しない」ドキュメンタリーになっていく。

ドキュメンタリーは中心人物が命、だがカメラを、回してからでないと誰が中心になるかは見えてこない。その根気よさに映画の神様が微笑んだに違いない。

監督の初期の『選挙』『精神』、最近の『牡蠣工場』よりクミさんの告白で『港町』が忘れられない作品になった。
posted by ミッキー at 15:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月13日

江戸の浮き世の裏仕事 5月18日公開『蚤とり侍』

🎬『蚤とり侍』鶴橋康夫監督/109分/5月18日よりTOHOシネマズ日比谷他にて全国ロードショー公開

時は十代将軍の徳川家治の世。越後長岡藩藩士の小林寛之進(阿部寛)は勘定書き役としてエリートコースの侍だったが、歌会始に殿様(松重豊)作の歌に疑問を呈して、怒りをかってしまい大左遷。

住まいは江戸の貧乏長屋、身分は「猫ののみとり」、その実態は……。


猫の「蚤とり」稼業は江戸時代に実際にあったらしい。これだけでも「へぇ〜」だが、この作品で描かれるのは、飼い猫主のお宅に上がり蚤を取るだけではなく……と言うわけだ。

鶴橋監督さんは『後妻業の女』の方で映画ネーミングがふるっている。今作も題名を聞いただけで映画館に行きたくなる。今のだらだら長い意味不明のものよりずっと惹き付ける。

それに、三枚目をやる阿部寛がいい。彼の映画の中では『テルマエ・ロマエ』『海よりもまだ深く』が好きだ。そこに『蚤とり侍』が加わった。
寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子さんらが熱演する。
posted by ミッキー at 06:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

江戸の浮き世の裏仕事 5月18日公開『蚤とり侍』

🎬『蚤とり侍』鶴橋康夫監督/109分/5月18日よりTOHOシネマズ日比谷他にて全国ロードショー公開

時は十代将軍の徳川家治の世。越後長岡藩藩士の小林寛之進(阿部寛)は勘定書き役としてエリートコースの侍だったが、歌会始に殿様(松重豊)作の歌に疑問を呈して、怒りをかってしまい大左遷。

住まいは江戸の貧乏長屋、身分は「猫ののみとり」、その実態は……。
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