2018年05月25日

ド派手に帰って来た 俺ちゃん!6月1日公開『デッドプール 2』

🎬『デッドプール 2』デヴィッド・リーチ監督/アメリカ/108分/6月1日よりTOHOシネマズ 日比谷他にて全国ロードショー公開

最愛の恋人ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と幸せな生活を取り戻したデッドプール(ライアン・レイノルズ)。そんな彼の前に現れたのが、未来から来た「マシーン人間・ケーブル(ジョシュ・ブローリン)」だ。

ケーブルは、ミュータントの孤児院で暮らす強力なパワーの持ち主である少年ラッセル(ジュリアン・デニソン)に目をつけて狙っていた。恋人ヴァネッサに「いいヤツになる!」と決めた俺ちゃんは、その少年を守ることにした。

しかし、俺ちゃんひとりではとてもかなわない強敵ケーブルだから、特殊能力を持つメンバーを集めて「Xフォース」を結成した!


まずは『デッドプール』のおさらいから。

特殊部隊の兵士だったウェイド・ネルソンはヴァネッサと結婚する予定だった。しかし自身が末期ガンと知り、細胞を変質させてガンを治し、おまけに不死身の体まで手に入れた。だが全身やけどのただれで醜くなってしまう。

こんな体をヴァネッサには見せる勇気がなく、自分で作ったコスチュームで身を隠して「デッドプール」と名乗った。ここから先はDVDでお楽しみいただきたい。


主演は❤️ライアン・レイノルズ。『白い沈黙』『黄金のアデーレ 名画の帰還』の真面目なライアンでもなく、『ハッピーボイス・キラー』の異常なライアンともちょっと違う。

デッドプール2でも、口が達者で、お調子者のデッドプールを演じている。

1991年に漫画に登場して人気者キャラクターになっているらしいが、けっこう残酷なシーン、過激な台詞、こんなに殺さなくてもいいのにと思う場面もあった。

もちろん、ユーモラスな場面もあった。ところどころで「あ、このシーン覚えてるかな ?」と、こちらに向かって話しかけて、フィルムを巻き戻してくれるお茶目なこともやってくれた。

出ずっぱりで喋りっぱなしのライアン・レイノルズさん。ファンとしては嬉しい限りだ。
posted by ミッキー at 11:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月24日

「誰も知らない」から「誰も見てない」6月8日公開『万引き家族』

昨日、『レザーフェイス ー悪魔のいけにえ』を期待満々で観に行った。でもホラー度は低く、幼少期から青年時代にかけて、どうして「レザーフェイス」になったかについては納得できなかった。

演出も雑さが目立っていて突っ込み満載不発ホラー。親切な看護師さんの行く末にもがっくり😰


🎬『万引き家族』是枝裕和監督/120分/6月8日よりTOHOシネマズ 日比谷他にて全国ロードショー公開

高層マンションの谷間にポツンと開発から取り残された一角にある平屋は、祖母・初枝(樹木希林)の家。生活費は初枝の年金だけが確実な収入源で、父親・治(リリー・フランキー)は日雇い工事人、母親(安藤サクラ)はクリーニング店でバイト、その妹・亜紀(松岡菜優)はマジックミラー越しに客と接する危なっかしい店で働いていて、家族はやっと生計を立てている。

日用品やおやつは父の治と息子の祥太(城桧吏)の連携プレーの万引きで賄っている。

小さな問題はある家族だが、流れる空気は明るく笑いが絶えなかった。そんなところに、親から暴力を受けて寒空に震えていた幼い女の子・ゆり(佐々木みゆ)が加わって……。


日本で(世界的にもか?)実際に起きている事件などを張り合わせている内容で、監督さんの演出の力量、俳優さんたちの実力でカンヌの最高賞パルム・ドールを取った。

ミッキーはその張り合わせ方が「いかにも」と思う部分と、『誰も知らない』の子らの1人の「その後」と思えて仕方なかった。

家族の1人ひとりの背景は、観ている者の「想像」をかきたてて理解させていくが、もう少し映像や台詞で理解させてほしかった。

時代的に『誰も知らない』は世間の理解を越え、ミッキーはすごい衝撃を受けたが、『万引き家族』は現代の興味をそそる話としか受け入れられていないように感じた。

もう、ちょっとやそっとで驚かない現実社会が数歩先に行っているのを実感させられた作品で、寄せ集めの家族など「誰も見てない」。
posted by ミッキー at 19:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月23日

「EUフィルムデーズ2018」と「フランス映画祭2018」のお知らせ

今週末から6月にかけて2つの映画祭が開催される。

5月26日〜6月21日に国立映画アーカイブ(元・東京国立近代美術館フィルムセンター)で 映画で旅するヨーロッパ「EUフィルムデーズ2018」https://eufilmdays.jp と6月21日〜24日に横浜で「フランス映画祭2018」http://unifrance.jp/festival/2018/latest/

フランス映画祭は横浜に13年ぶりに里帰り。横浜の会場は横浜みなとみらいホールとイオンシネマみなとみらいで開催される。フランス独自の香り高い映画と横浜がとてもマッチしているようで、その雰囲気も楽しみたいと思っている。

「EUフィルムデーズ 2018」のうちで観ている作品を紹介する。

★『マッド・メアリー』ダレン・ソーントン監督/アイルランド

メアリーは喧嘩で女性の顔に傷つけ、刑務所に半年入っていた。一人で地元に帰った彼女は大親友のシャーリーンがもうすぐ結婚するので式に同伴する男を見つけようと「彼」探しに必死になるが……。

喧嘩っ早く、そのせいで前科ありのメアリー。一方のシャーリーンは美人で常識的な女性だがけっこうずけずけ言うし、人使いもあらい。

親友だった手前、ブライダルメイトを頼むが、条件はペアでと言ったら断ると思っているシャーリーン。本気だしてメアリーが相手を探すのでハラハラしている。

ちょっと痛々しいが魅力的な作品だった。メアリーを演じる女優さんのぽってりとした唇がとてもセクシーだった。この作品は2017年のアイルランド・アカデミー賞の最優秀映画賞を受賞した。


★『人間の値打ち』パオロ・ヴィルズィ 監督/イタリア

ミラノの北にあるロンバルディア州のブリアンツァに住む不動産屋のディーノ(ファブリツィオ・ベンティヴォッリョ)は、娘セレーナ(マティルデ・ジョーリ)のボーイフレンドを通じて、裕福な投資家ベルナスキー家の当主ジョヴァンニ(ファブリツィオ・ジフーニ)と知り合う。

彼は一攫千金をねらい、借金をしてまでジョヴァンニのファンドに投資する。だが、ある交通事故をきっかけに、この二つの階級の家庭の内幕があらわになって行く。

砂糖のあるところには蟻がたかるが、金のあるところには欲深な人間、調子の良い人間が集まる。誰しも「私はそういう振る舞いはしない」とは言い切れない思う。そんな人間の弱さが、とてもシビアに描かれている。


★『エリザのために』クリスティアン・ムンジウ監督/ルーマニア

ルーマニアに住む50歳になる医師ロメオ(アドリアン・ティティエニ)には、イギリスのケンブリッジ大学に留学するための重要な試験を控えた愛娘エリザ(マリア・ドラグシ)がいる。ロメオには若い愛人がいて、家庭は決してうまくいっているとは言えない。

ある朝、ロメオは車で娘を学校まで送っていくが「ここでいいわ」と言われて学校のそばで降ろすが、そこから学校までの途中で暴漢に襲われてしまう。

大事にはならなかったが、娘の動揺は大きく、留学を決める最終試験に影響が出そうと心配したロメオは、警察署長、副市長、試験監督とあらゆるツテを頼って試験に少しでも有利に運ぼうと奔走するが……。

監督さんは、チャウシェスク政権下のルーマニアで違法な中絶をする女子学生と、それに付き添うルームメイトの辛く長い一日を描いた『4ヶ月、3週と2日』、2005年にルーマニアの修道院で実際起こった「悪魔つき事件」を基に描かれた『汚れなき祈り』のクリスティアン・ムンジウの最新作。

さっき観たばかりの映画すらぼんやり気味のミッキー。でもこの監督さんの作品だけはしっかり(?)覚えている。突き刺さる映画と言える、特に女性には。家族1人ひとりに共感や反発を感じた。
posted by ミッキー at 04:58| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする