2018年05月28日

ホラーの巨匠が描く 6月9日公開『終わった人』

🎬『終わった人』中田秀夫監督/125分/6月9日より新宿バルト9他にて全国ロードショー公開

田代壮介(舘ひろし)は東大を出て大手銀行に入ったが、出世コースから外れて子会社に出向させられ、そのまま定年になった。仕事ばかりの人生で趣味もない壮介は、何もすることがなく、途方にくれる。

このままではいけないと公園やスポーツジム、図書館に行くがみんな年寄りばかり。妻・千草(黒木瞳)は美容師として自分の店を持ちたいと希望に満ちていて、夫の愚痴など聞いてもらえない。

それなら、もう一度仕事を探そうと職業安定所に行くが、高学歴と立派な職歴が邪魔をして思うように仕事が見つからない。だったら勉強しようとカルチャースクールに行くと受付の魅力的な女性(広末涼子)と文学を通して親しく言葉を交わす間柄になって……。


結構ハイレベルな生活で、お金には困っていない。で、何が問題かと言えば「暇」の潰し方がわからないという、今どきお幸せな「終わった方」だ。

そんな男をホラーの中田秀夫が、ダンディの代表ともいえる舘ひろしさんを主役に、辛口ホームドラマを製作。原作の小説・内館牧子著「終わった人」に惚れ込んでの映画化。

ミッキーなら「壮介さんはかっこいい紳士なんだから、今から映画のエキストラでもやってみたら ?」と助言したいなど妄想していたら、この映画にはそんな方々がたくさん出ていた。

エキストラの平均年齢が65歳で、その中でも86歳の菅登未男氏は70歳からエキストラデビューしたという「終わったが、終っていない人」が大活躍。

壮介さんも、思わせぶりな女人に出会ったり、おだてられた( ? )末に責任を取らされたり散々だった……でも彼が完全に終わった人にはならずにすんだのは、やはり妻や友だちの関係がものをいった。

ホラー度は内容からして期待してはいなかったが、監督さんの名前を伏せて、たくさんの映画ファンに「この作品の監督さんは誰でしょうか ?」と聞いて、いったい何名が正解するかなと思った。
posted by ミッキー at 08:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月27日

正直な人におうち🏡プレゼント❗️ 6月9日公開『オンネリとアンネリのおうち』

🎬『オンネリとアンネリのおうち』サーラ・カンテル監督/フィンランド/80分/6月9日よりYEBISU GARDEN CINEMA他にて全国順次ロードショー公開

オンネリとアンネリは大の仲良し。今日も2人でバラ通りを散歩していると、ある家の前で「正直者にあげます」と書かれた封筒を拾った。大金が入っていたのですぐに警察に届けたら、警察のおじさんが「これは君たちのものだよ」とお金を受け取ってくれなかった。

2人はお金より結んであったリボンをお互いの髪につけて楽しんでいたら、バラの木夫人というおばあさんから2人にぴったりのお家を買うことになった。


原作はフィンランドで長く愛されているマリヤッタ・クレンニエミの児童文学作品。

黒髪の女の子・オンネリ(アーヴァ・メリカント)は9人兄弟姉妹の真ん中で、いるのかいないかも忘れられる存在。一方の金髪の女の子・アンネリ (リリャ・レフト)はお父さんお母さんが離婚して両親の家を行ったり来たりしている。

女の子たちのかわゆい表情、周りの大人たちのユーモア溢れるふるまいが、日頃の生活に疲れた心や身体を洗ってくれるような作品。

素直で正直な人に「ぴったりのお家」をプレゼントする魔法使い。 映画の中とは言え「こころにくい」設定で、想像力をかき立てられる。

公開したらもう一度、おうちプレゼントのバラの木夫人にあって、ミッキーにちょうどいい🏡おいえを頼んでみたい。あ、でも正直者にならなくちゃ……今からでは手遅れかな。
posted by ミッキー at 07:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月26日

『クジラの島の忘れもの』シネマスコーレにて

🎬『クジラの島の忘れもの』牧野裕二監督/98分

阪神・淡路大震災で家族を失った木元愛美(大野いと)は、2007年秋に東京を離れ、沖縄で暮らす病気の叔母のもとで暮らすようになった。

就職先の旅行会社での仕事も少しずつ慣れていった。そんな頃、沖縄の企業に研修生として訪れていたベトナム人青年グエン・コア(森崎ウィン)と出会い、仕事上の付き合いが始まった。


日本とベトナムの国交樹立45周年を記念して製作された純愛ドラマ。

純愛路線まっしぐらの映画で、汚れきったミッキーは気恥ずかしくなった。

ウィンくんのベトナム人なりきり度が高く、しゃべり方も良かった。『レディ・プレイヤー1』と同じ人とは思えない。

ただ演出はもう少し工夫の余地があったと思う。

例えば、旅行代理店をささやかにやっている個人経営の旅行会社にしたり、ベトナムに行った時には家族に会わせたり、叔母さんとの会話ももう少し親しげにしたり……気になるところは多々あったが、監督さんの一生懸命さはミッキーにはよくわかった。


☆森崎ウィンさんインタビュー記事(シネマジャーナル白さん)http://www.cinemajournal.net/special/2018/kujira/index.html
posted by ミッキー at 21:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする