2018年04月12日

『ミスミソウ』ミッドランドスクエア シネマ2にて

🎬『ミスミソウ』内藤瑛亮監督

東京から田舎に転校してきた野咲春花(山田杏奈)は、1学年1クラス13人ぐらいだが、ひどいいじめを受けていた。時々声をかけてくれるのは同じ転校生だった相場晄(清水尋也)だけだった。

彼の存在を頼りに学校生活を送っていた春花だったが、どうしても我慢出来なくて、両親の承諾を得て卒業までの2ヶ月間を登校しないと決めた。

学級では春奈が来ないので今まで虐められていた女の子が降格していじめられていた。そんなある日、彼女の自宅が火事になってしまい、両親が死んで、妹は大やけどで意識不明の重体になった。

春奈は祖父(寺田農)に引き取られるが……。

監督さんは『先生を流産させる会』の方。またまた女の子グループイジメものだ。前作もミスミソウも「やり過ぎ」感は否めない。

先生をやっている森田亜紀さんに注目した。ひとクラスで数人行方不明なのに全然動じないし、保護者など全く相手にしない。でも自分の悪口を言われるとゲロってしまい、情緒不安定も甚だしい。

学校も保護者も警察に通報していない展開は村から騒ぎを起こしたくないのか……不思議な展開。最後は悲惨、酷い、救いがないの三拍子が揃っていたのでオススメはできないが血飛沫のお好きな方は觀逃せない作品。

☆森田亜紀さん、とっても実力のある方で、AV女優さんにメイクする『メイクルーム』ではミッキーのその年のベストテン・日本映画で主演女優賞に選んだ。



posted by ミッキー at 12:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月11日

「刈谷日劇」で、『無頼漢 渇いた罪』『ストロングマン』

今日は試写のない日なので、久しぶりに刈谷市の映画館「刈谷日劇」に行く。もう2年以上行ってない。

上映しているのは『ストロングマン』『無頼漢 渇いた罪』の入れ替えなしの二本立て。無頼漢は観ていると思うがストロングマンは観ていない。この2本を観て名古屋に帰り、駅前で『ミスミソウ』を観たいと思っているが……。

名鉄刈谷市駅は開発から取り残されたようなところで、コンビニはないし営業しているのかわからないようなお店が三軒くらいある。その駅について百歩も歩かないうちに劇場についた。ドリップ式のコーヒーを自分で入れるようになっていて朝のコーヒーはここですませた。紅茶も置いてある。

映画代は二本立てで千円と思っていたが、なんと八百円。シニアだけではなくて誰でもだ。 観客はミッキーを入れて2人。

それに2作品とも良かった。特に『ストロングマン』はミッキー的には掘り出しものだった。

🎬『無頼漢 渇いた罪』オ・スンウク監督/韓国

ある殺人事件の容疑者パク・ジュンギル(パク・ソンウン)を追う刑事チョン・ジェゴン(キム・ナムギル)は、容疑者の恋人であるバーのママ、キム・ヘギョン(チョン・ドヨン)に、捜査のために刑事と言わずに店のマネジャーとなり潜入捜査する。

恋人の連絡を待つヘギョンは、いつもそばにいてくれるジェゴンに気持ちが動き、刑事であるジェゴンも彼女に好意以上の気持ちをもってしまう。

前に観たことがあってがすっかり忘れていて新鮮な気持ちで観られた。

チョン・ドヨンのなまめかしい容姿、色気のある声で作品のレベルをぐっとあげている。切なくて痛ましい結末だったが 刑事と女に通う情愛がしっかり描かれていた。

🎬『ストロングマン』アティナ・ラヒル・ツァンガリ監督/ギリシャ/105分

中年・老齢男性6人が、エーゲ海でクルージングやダイビング、水上スキーなどに興じて休暇を満喫していた。彼らは船がアテネに着くまでの約1日間で最高の男を決める「ストロングマンゲーム」を始める。

身体の健康状態、料理の知識、得意芸、話題作り、はたまた「大事なところ」の状態、等々、いちいちメモにとって1位を決める内容だったが、暇つぶしのゲームのはずがプライドをかけた争いにになって……。

この作品は去年、新宿シネマカリテで上映されたが名古屋で上映されなかったと思う。これ、百点!か0点!と極端に評が分かれる映画(ミッキーは百点派)だと思う。

それも女性監督さん。映画には女性は電話の声とスカイプの画像だけ。

6人の男たちはクルージングを楽しむ輩で経済的には余裕のある生活をおくっているだろうに、何だか子どもじみていて、時々「プッ」と吹き出しながら観た。監督さんは男をよ〜く見ているなぁと感じた。

一年遅れだが「刈谷日劇」で上映してくださったことを感謝している。

posted by ミッキー at 10:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月10日

一日中DVDで (2)『3つの心 あのときもしも』『ビリー・リンの永遠の一日』

『3つの心 あのときもしも』ブノア・ジャコー監督/フランス/109分/2014/劇場未公開

税務署で働くマルコ(ブノワ・ポールヴ―ルド)は、出張の帰り、終電に乗り遅れてしまう。駅前の酒場でどうしょうかと思っていたら、1人の女性が現れた。酒場では会話はしなかったが、気になったので後を追って話しかけると意外と話がはずみ、二人して夜明けまで小さな町をぶらぶらとする。

彼女はこの街に住むシルヴィ(シャルロット・ゲンズブール)という名前で、一週間後にパリの公園で時間を決めて再会を約束して別れた。

しかし、約束の時にマルコは心臓発作を起こしてしまい、シルヴィに再会することができなかった。

その後、しばらくして 税務署で泣いていた古物商の女性ソフィ(キアラ・マストロヤンニ)と巡り会い、税務関係の相談に乗っている間に愛が芽生えて結婚することとなった。

だが、もうすぐ結婚式という時になってソフィの姉が、忘れられないシルヴィだと知って……。

こんなに俳優さんが揃っているのに劇場未公開とは。姉妹の母親役にはフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーブさん。姉妹2人を愛しちゃったブノワ・ポールブールドさんは『ありふれた事件』の3人の監督さんの一人で主役もつとめている。

WOWOWで数回放映されただけらしいが、この作品の展開はあり得ると思った。姉妹では稀かもしれないが友だち同士だったらザラにある話。

普通ならシルヴィとはプラトニックだし、ソフィーとは子どもまで生まれているのだから、大人の判断で「僕たちは縁がなかったんだね……」と日本人なら丸く収めて墓場まで秘密にするが、フランス人は違う。どういうふうに違うかはDVDを見ていただきたい。

🎬『ビリー・リンの永遠の一日』アン・リー監督/アメリカ/113分/2016年/公開日2017年2月11日(土・祝)と決まっていたが延期。

2004年、イラク戦争。傷ついた味方を助けるために銃弾の中に身を投じたビリー・リン(ジョー・アルウィン)。その様子が死んだ兵士のカメラに映っていて、偶然にニュースにとりあげられたことで国の英雄になった19歳の彼とそのチームは、一時帰国の2週間の間に全米ツアーに同行することになった。

実家は名誉ある帰郷で大歓迎されるが、姉(クリステン・スチュワート)からは、2度と戦争に行ってはいけないと言われるが……。

『ブロークバック・マウンテン』と『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』で、2度のアカデミー監督賞を受賞している巨匠アン・リー監督の最新作。こんな素晴らしい作品なのに一般公開はまだされていない。

戦争の恐怖がトラウマになっていて、いろんな場面で出てくる。戦場にいた人間がどれだけ精神的に追い詰められているかまざまざと見せてもらった。



posted by ミッキー at 15:53| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする