いつも通っているマッサージ治療院で「私、太っていて、おまけに目もショボショボだから足の爪がうまく切れなくて……」と愚痴を言ったら「こちらでやってみましょうか。いろいろ調べてみますから、しばらくお待ちくださいね」と副院長さんが言ってくださった。
1週間ほどたった今日、マッサージの時「マッサージ終わってからやりましょう」となってドキドキ。アンヨきれいだったかな?タオルぐらい持って来たかったなぁ……と気が小さい(?)ミッキーは心配したが、そんなのは無用だった。
あ〜気持ち良かった!まずお湯に足を5分ほどつけてタオルで丁寧にふいてくださり、さあ、爪切り!!ニッパーとヤスリでピチピチ、ズリズリ、やっぱりたおやかな女性の副院長にやってもらうべき「細かい作業」だった。
これで靴下がひっかからない、これでお布団の中でも気にならないと思うと嬉しくなった。あとからなんとか油(ホオバとかホホバとかいう) をぬってから足裏などをもみもみ……これ「くせになる」爪切りタイム初体験だった。
🎬『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ監督/アメリカ/124分/名古屋センチュリーシネマにて
時は1962年。米ソ冷戦時代のアメリカで政府極秘の研究所で清掃係として働く孤独なイライザ(サリー・ホーキンス)と同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー/『ドリーム』)は、偶然に秘密の実験生物を目撃する。
それはアマゾンで崇められていたという人間ではない「彼」の姿に惹きつけられたイライザは、こっそり見つからないように会いにいくようになった。
茹でた卵を水槽のヘリに置いて様子を見たり、そっと音楽を聴かせたりしているうちに意思が通うようになって離れがたい気持ちになっていくが、研究所では実験がままならないので殺傷処分しようという話が決まり……。
ご存知『パンズ・ラビリンス』の監督さん。新作は第74回ベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いたダーク・ファンタジー。アカデミー賞の発表も待ち遠しい。
ミッキーは1日公開の初回に行ったが既に20人ほどの方が並んで見えて始まる時には約35人ほどになっていた。絶対に初日に観るぞ〜という雰囲気が伝わって来た。
アメリカで政府極秘の研究所で掃除婦をするイライザは声が出せない。耳は少し聞こえるがほとんど口の動きで読み取れているようだ。
この女優さんはこの映画のために「今まで女優をやってきた」とも言えるほどピッタリの方。運命の作品となるに違いないと感じた。
観ていて、彼女と一緒に、愛して、悲しんで、落胆して、怒って、最後は……。これは絶対大きな画面で水に浸るように映画にも浸って、観ていただきたい作品。