2018年03月25日

『デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり』とDVD「シャイン」

🎬『デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり』コジマ・ランゲ監督/ドイツ/100分/名古屋今池シネマテークにて

幼い頃から父親から厳しくピアノの手ほどきを受け、天才ピアニストとして成功を手にしたデイヴィッド・ヘルフゴットは、ロンドン留学後、次第に精神を病んで精神病院に10年以上入っていて、ピアノとは無縁の生活をしていた。

退院後、運命の伴侶ギリアンと出会ったデイヴィッドは彼女の愛と力を得てコンサートを再開する。

第69回アカデミー賞作品賞などにノミネートされた『シャイン』の主人公のモデルとなったピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットと愛妻ギリアンに迫るドキュメンタリー。

先週、名古屋今池のシネマテークでドキュメンタリー『デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり』を観た。

アカデミー賞を獲得したスコット・ヒックス監督のオーストラリア映画『シャイン』はずいぶん前に観たが、もう一度見たくなってDVDを借りて見た。そして、じっくり感動を味わった。

今、上映中のドキュメンタリーと映画『シャイン』は2つで一つになってミッキーの心に刻まれた。

ピアノが上手いとか下手の問題と次元が違う。彼がピアノを通して「語る」手段と捉えると、彼の演奏の姿が理解できた。

奥様のギリアンが「『シャイン』ができるまで10年かかったのは、主演にはトム・クルーズと製作会社が提案してきたので監督さんは蹴ってしまったからよ」と笑っていた。ミッキーも吹き出してしまった。

現在はニュー・サウスウェールズ州ハッピー・ヴァリーにギリアン夫人と暮らし、自宅で演奏会を開いている。シドニーも同じNSWなので近ければ、いつか聴きに行きたい。
posted by ミッキー at 12:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月24日

イタリア映画祭2018のお知らせ アンコール上映 『多様な目』

春の陽気でぼんやりしていたわけではないが「イタリア映画祭」のチケットを購入するのを忘れていた。公式映画祭サイト(http://www.asahi.com/italia/2018/works/)もみていなかった。

あわててコンビニで発券したが売りはじめて一週間たつのにまだ「空き」があって驚いた。例年ならまず一週間たっていたらし初日など無理な話だった。

まだゲスト情報は出ていないが初日から3日目までの新作チケット8枚を手に入れた。ホッ。

★「日本におけるイタリア年」をきっかけに2001年に始まったイタリア映画祭は今年で18回目を迎える。もう映画ファンにとってゴールデンウィーク恒例のイベントになり、毎年1万人を超える観客が訪れている。
今回、上映するのは2017年以降に製作された日本初公開の新作14本と新作と関連があって、日本でなかなか観られる機会がない旧作5本をアンコール上映する。

特にミッキーが楽しみなのは
★『いつだってやめられる』『いつだってやめられるーマスタークラス』の第3弾『いつだってやめられるー名誉学位』

★『家の鍵』のジャンニ・アメリオ監督の新作『世情』

★女優ヴァレリア・ゴリーノさん主演の『Emma 彼女の見た風景』……ああ、もう全部観た〜〜い❗️


アンコール上映の『多様な目』を2014年に観たので感想を再度アップする。

🎬『多様な目』シルヴィオ・ソルディーニ、ジョルジョ・ガリーニ監督

視覚障害を持つ10人の方の生活を追ったドキュメンタリー。監督さんは去年(2013年)のこの映画祭で上映された『司令官とコウノトリ』の方。(気に入った作品だった)

出て来る人は、理学療法士、企業家、彫刻家、ミュージシャン、テレフォン・オペレーター、退職者、チェロ弾きの女子学生、作曲家…。

目が見えないことを克服した人、目が見えないことをあまり不自由に思ってない人がいて、皆、共通することは、お金に余裕があること、性格が前向きで明るいこと。

ヨットやアーチェリーなどのスポーツを音声認識しながら実行する。写真を趣味とする人は空気の流れや微かな光の変化でシャッターチャンスをものにしていた。経済的な裏打ちがあるとしても前向きな人生を歩んでいる姿に見とれてしまった。

※今はどんどん新しい手助けする機械や介助用品が開発されているのに驚いた。
posted by ミッキー at 12:12| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月23日

心拍が語る愛と青春の物語 3月24日公開『BPM ビート・パー・ミニット』

🎬『BPM ビート・パー・ミニット』ロバン・カンピヨ監督/フランス/143分/3月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国順次ロードショー公開

1990年代初めのフランス・パリ。「Act Up-Paris」はエイズの偏見を正しく伝えようと、新薬の研究成果を出し渋る製薬会社を襲ったり、ゲイのパレードに参加したりして活動をしていた。そんな中で、中心的な存在のショーン(ナウエル・ペレース・ビスカヤート)は仲間のナタン(アルノー・ヴァロワ)と愛し合うようになるが、ショーンは次第にエイズの症状が表れてきて……。

1990年代初めのパリを舞台にエイズにまつわる差別や不当な扱いに抗議する活動家たちを描いたヒューマンドラマ。同団体のメンバーだったロバン・カンピヨ氏(『パリ20区、僕たちのクラス』の脚本・編集を担当)が実体験を元に監督したもので、第70回カンヌ国際映画祭でグランプリと国際映画批評家連盟賞をダブル受賞した作品。

これを観て、思い出した作品があった。2年前のレインボーリール映画祭(L&G映画祭)で上映された『パリ 05:59』だ。(一般公開されていないがこの映画祭の中でも出色の作品だった。

これは初対面のゲイの若者が情熱的なセックスをした後で、防備のものをしていなかったことに気づいて夜中パリの街の薬局、緊急の病院を探し回る映画で、作品製作は2016年。これを観た時に「夜中でも対応する医療関係の対応とノウハウ」に唸ってしまった。

今から28年前から始まった運動が、きっと功を奏していたのか……と感慨深く観た。

出演した若者は有名な俳優さんはいなかったが、皆、知的な面立ちで好感が持てた。エイズを扱った問題作ではあるが、瑞々しい青春映画だ。

☆「Act Up-Paris」とは、1987年に発足したエイズ・アクティビストの団体。エイズ政策に感染者の声を反映させる活動や、差別や不当な扱いに抗議している。
posted by ミッキー at 13:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする