2018年02月12日

トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2018(3)『グッド・ハート』『ストロベリー・デイズ』

今回の東京は娘がインフルエンザに罹っていたために 7日から4日間、南千住の常宿に泊まった。1泊3300円で、ここ「福千」を常宿にした理由は非常に清潔だからだ。門限11時、朝のお風呂はなしなど条件はあるが、受付の親切さ清潔さにひかれた。

昨日からは東中野の娘のところ。「お母さん、お金、使わせてしまってごめんなさい」と優しいこと言ってくれる。

🎬『グッド・ハート』ダーグル・カウリ監督/アイスランド、デンマーク、アメリカ、フランス、ドイツ/95分/2009年/日本初上映

ニューヨークでバーを経営しているジャックじいさん(ブライアン・コックス)は、入院先の病院で偶然隣のベッドになった自殺未遂したホームレスの若者ルーカス(ポール・ダノ〕と知り合い、自分の店で働いてもらうことにした。

孤独だったルーカスはじいさんの店の屋根裏に住まわせてもらい、真面目に働き、少しずつ明るくなって来た。

そんなある日、失職(キャビンアテンダント)したばかりの美しい女性が現れて……。

ダーグル・カウリ監督作品『氷の国のノイ』『ダーク・ホース』『好きにならずにいられない』は観ていたが『グッド・ハート』は未公開作品で、この映画祭で初上映されると知ってとても嬉しかった。

いままでの3作品はアイスランドが中心だが、今作は舞台がニューヨーク(摩天楼のニューヨークではなくてブルックリンの下町という雰囲気)というのも気になっていた。

それにハリウッドスターのポール・ダノ(『スイス・アーミー・マン』)、ブライアン・コックス(『ジェーン・ドウの解剖』でアメリカ・バージニア州の田舎町に住む経験豊かな検死官)いう面々だから、ひょっとしたら公開も想定内だ。

しかし、前3作品と比べるとミッキーの好みからちょっと外れた。世界の大都会ニューヨークの「毒」のようなものが、監督独自のカラーとは違うのではないかと感じた。


🎬『ストロベリー・デイズ』ヴィクトル・エーリクソン監督/スウェーデン、ポーランド/93分/日本初上映

収穫期を向かえたスウェーデンのいちご農園に、ポーランドから両親と共に出稼ぎにやって来た15 歳のヴォイテク。そこでは彼ら労働者は差別され、不当な賃金の元で雇われていた。

しばらくして、ヴォイテクといちご農園経営者の娘アンネリは愛し合うようになるが……。

日本にも収穫の時期に沖縄に行ったり、青森に行ったりして人生を満喫している方がいるが、このいちご農園は甘いいちごとは裏腹に厳しい現状が映し出されていた。

エーリクソン監督は、きっと真正面からこの実態の厳しさをティーン世代の恋愛を絡めて描きたかったのだと思う。

いろんな国々における差別以上に、人間とも思っていない扱いをする人、受ける人の両方が「あなたたちのすぐそばにいて、起こっている」とでもいうように、真夏の太陽に照らされてメラメラと燃え上がる、怒り、悲しみ、そして身分違いの恋を描いていた。

あまり知られていない俳優さんばかりで、内容に「遊び」がないので面白みに欠けるという点もあるが、監督さんの情熱はうんと伝わってきた。


posted by ミッキー at 10:36| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする