2018年02月19日

『コンフィデンシャル/共助』『エターナル』TOHOシネマズ 名古屋ベイシティにて

🎬『コンフィデンシャル/共助』キム・ソンフン監督/韓国/125分

北朝鮮の刑事リム・チョルリョン(ヒョンビン)はアメリカドル偽造の組織を追うために車の中で待ち受けていたら、愛する妻が夜食を持ってこっそりきてくれた。ちょうどその時に上司の裏切りで仲間と妻を目の前で殺さてしまう。韓国へ逃亡したその組織を捕まえるため、北朝鮮はチョルリョンをソウルに送り込む。

一方、韓国側は首寸前の庶民派刑事カン・ジンテ(ユ・ヘジン)をリム刑事の担当にして、南北の合同捜査を極秘に進めるが……。

韓国と北朝鮮の刑事が合同捜査するという、オリンピックの今、本当にタイムリーな作品。

南北が追い求めるのはアメリカドルの「偽札の型」。実際に偽札や麻薬の噂はかの国から聞こえてくるだけあって、水面下でやっている秘密の場所のシーンも、そこで采配を振るう兵士たちも納得のいく展開だった。

上品な美形・ヒョンビンと崩れた(失礼)魅力のユ・ヘジンの関係の変化が見どころ。カーアクションは『操作された都市』が上、納得度は『共助』が上。

🎬『エターナル』イ・ジュヨン監督/韓国/97分/2回目

証券会社の支店長であるカン・ジェフン(イ・ビョンホン)は将来、英語ができるようになってほしいという願いがあって妻と幼い息子をオーストラリアのシドニーに住まわせていた。仕事が忙しいのでもう2年になるが一度もあっていない。

だが勤務先の証券会社が不良債権を売り出したためにジェフンは何もかも失ってしまう。彼は無性に妻子に会いたくなって、離れて暮らす妻のスジン(コン・ヒョジン)と息子に会うためオーストラリアに行くが……。

2回目も堪能した。新人監督さんと聞いて本当にびっくりした。そしてイ・ビョンホンに主演をと決めたことで大成功している。切ない映画だけれど、毎日普通の生活を送っている、それだけで本当はうーんと幸せなんだと実感させてくれる作品だった。

愛知県ではこの映画館ぐらいしかやっていないが是非とも足を伸ばしてご覧いただきたい。
posted by ミッキー at 19:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月18日

『操作された都市』新宿シネマートにて

今日は急な来客で予定の映画は観られなかった。だから先日新宿で観た『操作された都市』を紹介する。名古屋は安城と小牧のコロナのみ。こんな勢いのある韓国映画なのにもっとたくさんの映画館で上映してほしいものだ。

🎬『操作された都市』パク・クァンヒョン監督/韓国/127分

若い青年クォン・ユ(チ・チャンウク)はネットゲームに明け暮れるフリーター。彼はテコンドーの元選手だったが国の代表から外れてからは便利屋みたいなことをアルバイトでやっていて、それ以外はゲームに没頭していた。

そんなある日、見慣れない携帯に電話がかかってきて、クォンが取ると若い女の声で、「その携帯を忘れてしまったので、お礼をするからホテルの一室まで届けてほしい」と言われ、ホテルの部屋まで携帯を届けたが、シャワー中で「ベッドにお金が置いてあるから」と言われたので顔も見ない状態で携帯を置いてお金を貰って出てきた。

だが翌朝、寝ていたクォンは警察に逮捕される。

監督さんは「トンマッコルへようこそ」の方。

痛快度、エンタメ度満点。荒っぽくて突っ込みどころもないではないが、それを上回るユニークな展開と勢いある作品だった。

もちろん、映像を観ている人は彼が無罪ということはわかっている。でも事件現場の証拠作りの映像を見ると「ここまでやられたらお手上げ、誰でも犯人にされてしまう」と恐ろしくもなった。

本当に信じてくれるのは母親とゲーム仲間たちだけ。

その仲間たちと協力して、ゲームスキル酷使のハッカー、アクション、カーチェイスでハラハラドキドキさせてくれて、刑務所で生き抜くシーンはゲームの世界とは正反対で現実感満載だった。
posted by ミッキー at 19:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月17日

今日、2月17日公開『ウィスキーと2人の花嫁』『サニー/32』

🎬『ウィスキーと2人の花嫁』ギリーズ・マッキノン監督/イギリス/98分/名演小劇場にて

第2次世界大戦の戦況悪化でウイスキーの配給が廃止となったトディー島の住人たちはひどく落胆していた。

郵便局長のジョセフ(グレゴール・フィッシャー)の長女ペギー(ナオミ・バトリック)と次女カトリーナ(エリー・ケンドリック)はそれぞれ恋人がいて、結婚したいと思っていたが「ウイスキーがない結婚式など出来っこない」と周りから言われて気落ちしていた。

そんなある夜、島の近くで霧と嵐で貨物船が座礁。その中にウィスキーが5万ケースもあって……。


静かだがユーモアたっぷりで味わいのある作品だった。そんなにウィスキーって美味しいのだろうか。お酒にはとんと縁のないミッキーには出てくる人たちの右往左往ぶりが大袈裟のように感じた。

村民のほとんどが協力して知恵を出し合って、座礁した船からウィスキーを盗み、島の至る所、自分たちの家に隠していて、誰もいないところでこっそりと、「クィーッ」と飲んだ後で、口から息をカーッ出す様子がおかしくておかしくて、その度に笑ってしまった。

ラーメンの映画を観たらラーメンが食べたくなったが、美味しそうに飲むウィスキーばかりは飲みたくはならなかった。

時折聴こえてくる音楽がとても気が利いていて、島の雰囲気とウィスキーの味わいにぴったりな曲だった。

これは実話。最後の字幕で「撮影中にお酒は飲んでいません」と書いてあった。会場の方々は声をあげて笑っていた。


🎬『サニー/32』白石和彌監督/110分/ミッドランドスクエアシネマ2にて

雪が降る新潟のとある町で、中学校教師・藤井赤理(北原里英)は、24歳の誕生日の夜に自分のアパート前で、見知らぬ男2人に誘拐される。

その見知らぬ男は柏原勲(ピエール瀧)と小田武(リリー・フランキー)。山奥の廃屋に赤理は監禁されたが、自分のことを「2003年に工作用のカッターナイフで同級生の首を切って殺害した少女サニー」と言い張る。

彼らは赤理にピンクのドレスを着せ、サニーを神聖化する者たちからお金を取って、いろんな条件のもとで一対一の時間を過ごさせるが……。

監督さんはじめ脚本の高橋泉さんも、出ている俳優さんたちも、1人として力を出し切れていない。

「相乗効果」という言葉があるが、その反対の意味(どんな言葉か浮かばない)で、せっかくのものが台無しになっている。楽しみにいていただけに残念でたまらない。
posted by ミッキー at 21:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする