2017年02月16日

兵士の心の闇は癒えず 2月25日公開『マン・ダウン 戦士の約束』

🎬『マン・ダウン 戦士の約束』ディート・モンティエル監督/アメリカ/91分/2月25日より新宿武蔵野館他にて全国ロードショー公開

米軍の海兵隊員ガブリエル・ドラマー(シャイア・ラブーフ)は、妻ナタリー(ケイト・マーラ)と息子ジョナサン(チャーリー・ショットウェル)を故郷に残し、戦地アフガニスタンに派遣されることになる。妻は涙ながらに反対するし、幼い息子はしょんぼりしている。

戦地に赴く日の朝、息子を学校に送って行き、別れの時に「愛している」というのが恥ずかしいという息子にガブリエルは「マン・ダウン」という軍隊で兵士が傷ついたり倒れたりした時に使う言葉を「愛している、元気だ」の代わりの合言葉にする。

戦場での任務は想像以上だったが、故郷で待つ妻と息子の存在がガブリエルを奮い立たせていた。そして、やっとアフガニスタンからアメリカへと帰還するが、故郷の街は荒れ果てて瓦礫の山と化していた。

共に帰還したデビン(ジェイ・コートニー)と家族の行方を探すが…。


戦争映画をたくさん観ているが、こんなに胸を塞ぐ作品はなかった。衝撃のラスト7分46秒とチラシに書いてあったが、全く驚く展開だった。

改めて戦争がもたらす兵士の心身両面の深い傷、その家族の悲嘆を描き切っている。

主演のシャイア・ラブーフは、ブラッド・ピットと共演した『フューリー』でも兵士を演じていた。鈍い光をたたえた目元に「戦場の出来事」を封印したいというガブリエルの気持ちを見事に表していた。
posted by ミッキー at 09:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする