2016年05月31日

2016年5月 ブログ・リスト

2016年5月 ブログ・リスト
5月1日イタリア映画祭『処女の誓い』『皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」』
5月2日イタリア映画祭『フランチェスコと呼んでーみんなの法王』
5月3日イタリア映画祭『待つ女たち』
5月4日イタリア映画祭『俺たちとジュリア』
5月5日イタリア映画祭『地中海』『暗黒街』
5月6日イタリア映画祭『私と彼女』『オレはどこへ行く?』
5月7日『カルテル・ランド』
5月8日『ヴィクトリア』
5月9日 花開くコリア・アニメーション2016のお知らせ
5月10日『オオカミ少女と黒王子』
5月11日『燐寸少女 マッチショウジョ』
5月12日『あのひと』
5月13日『ファブリックの女王』
5月14日『殿、利息でござる!』『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』
5月15日『心霊ドクターと消された記憶』
5月16日『ヒメアノ〜ル』
5月17日『シチズンフォー スノーデンの暴露』
5月18日『レジェンド 狂気の美学』
5月19日『10クローバーフィールド・レーン』
5月20日『ノック・ノック』
5月21日『僕らの青春白書』『情愛中毒』
5月22日『チリ33人 希望の軌跡』
5月23日『トリプル9 裏切りのコード』
5月24日『日本で一番悪い奴ら』
5月25日『鬼の棲む家』
5月26日『好きにならずにいられない』
5月27日『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』
5月28日『葛城事件』
5月29日 花開くコリアアニメーション・イン名古屋 長編アニメ『そばの花、運のいい日、そして春春』
5月30日 花開くコリアアニメーション・イン名古屋 短編アニメ『2人の少年の時間』『彼女』『Little King』
5月31日 2016年5月 ブログ・リスト
posted by ミッキー at 05:12| Comment(0) | ブログ・リスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月30日

「花開くコリアアニメーション」イン名古屋(2)短編アニメ

今朝は早起きして久しぶりに会う友人と、いつもの喫茶店☕️に。その方が喫茶店のモーニングは初めてと知ってびっくり❗️した。でも、映画はお一人で行ったことがあって、『海よりもまだ深く』をオススメして小1時間おしゃべりした。話題は年金や地震対策などだが、あっという間に楽しい時間はたってしまった。

🎬『2人の少年の時間』チョン・スンベ監督(8分5秒)

自転車で学校に行く二人の少年。一人は大好きなパンを食べながら自転車に乗っている。もう一人はわき目も振らず自転車をこいで学校に向っている。途中、牛や羊の群れもお構いなしに背中に乗り上げてすっ飛ばしていく。
 
そして時は過ぎて…。一人は美味しいと評判のパン屋に、もう一人は落ち着いた老紳士に。だが、競争社会を懸命に生きた男は老けて見えたし、疲れているようにも見えた。二人は旧交を温め、ゆっくりパンを味わっていた。

🎬『彼女』キム・ゴウン監督(6分15秒)

彼氏は確かにいたはずだったが、いつの間にかペラペラの布になってしまった。抜け殻か又はもう彼女を愛していないからか。

そのペラペラ彼氏を洗っている彼女。洗濯バサミで止めて乾かしてアイロンまでかけている。色は白、赤、黒の三色。それぞれに意味があるような、無いような、視覚に訴える作品だった。
 
🎬『Little King』キム・ヘミ監督(11分23秒)

漢江のほとりに住む少年は父親が死んで祖父と母親の三人で貧しく暮していた。父の残してくれた釣り船だけが生活の糧だった。今日も大きな魚を釣り上げた。

そんなある日、朝鮮の王が漢江をお渡りになるために船を貸せと命令が下る。船を並べて橋の代わりにするのだ。少年は仕方なく差し出すが、行列の前で大声で訴える。それ、打ち首と思われたが、王は事情を聞いて親孝行な息子と褒め讃え褒美を取らせた。

キム・ヘミ監督がゲストで来場された。この作品を作るきっかけとなったのは、朝鮮王朝第二二代国王・正祖が宮廷の争いごとに負け「米櫃の中で八日間」閉じ込められて死んだ父の墓参りの時に、漢江で船の浮き橋を渡ったという故事を知ったのがきっかけで、パンソリの歌声とアニメの動きを合わせるのに苦労したことなどを話してくれた。

「インディ・アニフェスト二〇一五」でグランプリを受賞した作品。

※六月にシネマスコーレで公開される『王の運命-歴史を変えた八日間-』は「米びつ事件」を基に映画化された。
posted by ミッキー at 05:41| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月29日

「花開くコリア・アニメーション」イン名古屋 (1)

花開くコリアアニメーションに行った。韓国近代文学を代表する小説を映画化した長編『そばの花、運のいい日、そして春春』が上映された。

🎬長編アニメ『そばの花、運のいい日、そして春春』ハン・ヘジン、アン・ジェフン監督

韓国近代文学を代表する短編小説三題から作られたオムニバスアニメ作品。各作品とも一九二〇〜三〇年代の朝鮮半島を舞台にしている。

「そばの花」原作・李孝石

そばの花が一面に咲いている村で、賭け事好きな男が自分の仕事に使うロバを酔った勢いで賭けようとする。周りは慌てて「それを売っては商売が出来ないじゃないか、賭け事も出来なくなるんだぞ」と止めさせる。男は酔いが醒めるとロバに泣きながら誤る。

蕎麦の花をじっと見たことがある。葉の付け根に白とか薄いピンクの小さな花がかたまりになって咲いているのだ。その花が太陽の光に当たると目がまぶしくなるほどに真っ白になり、月明かりの下では優しい柔らかな色合いに変わる。その変化がとても丁寧に描かれていて、周りの山々、畑にしっくりと調和していた。

「春春」原作・金裕貞
がめつい地主の娘の許婚の男は義父にこき使われている。将来の嫁とは口も聞いていない。「娘が大きくなったら」と言うが娘は縦には伸びず横ばかり広がっていく。いつ結婚できるのだろう、このまま働かせて約束を反古にするのではないかと心配になって直談判するが…。

農村の人々の生き様をユーモアをもって描いていた。ナレーションの声が凛としていて良かった。にくからず思っている二人はお互いに違う方を向き、会話をしていた様子に時代を感じた。


「運のいい日」原作・玄鎮健

貧しい車引きの男は病弱な妻と生まれたばかりの赤ん坊と住んでいた。働けばいくばくかの金が手に入るが酒をのんでしまう。今日は朝から力車の按配を見ていると道行く人から早速声がかかり、いい客がついた。

「今日は運がいい日だ」とほくそ笑んだが、出しなに妻が弱弱しい声で「今日は家にいておくれ」とすがるように言ったのが耳にこびりついていた。「何言ってる、働かなければ食っていけないぞ」と出てきたが「早く帰ってきてね」の言葉を背にうけて「運のいい日」が始まった。

この作品が切なくて一番印象に残った。

前の二作品は田舎だったが、うって変わって人通りが多い都会の風景だった。電車も通っていて、駅では車引きたちが客待ちをしている。色彩も昔を偲ぶ懐かしさがあった。

男はそれからもいい客がついて懐は温かくなるが心の憂さは晴れない。妻に優しい言葉ひとつかけられなかった男は道で会った知り合いと酒を浴びるように飲み始める。その後の顛末は悲しい…。
posted by ミッキー at 13:08| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする