2015年10月31日

東京国際映画祭受賞作品発表🌟

昨日、高速バスで名古屋に着いた。バスでは思いっきり寝た💤  二回休憩があるが一度はわからないほどだった。

日記にはアップしなかったが20本観た。今日の午後に受賞作品が発表される。観た中でグランプリや各賞にひっかかるのがあれば😄嬉しい。

コンペティション部門
▼東京グランプリ:「ニーゼ
▼審査員特別賞:「スリー・オブ・アス
▼最優秀監督賞:ムスタファ・カラ監督(「カランダールの雪」)
▼最優秀女優賞:グロリア・ピレス(「ニーゼ」)
▼最優秀男優賞:ローラン・モラールイス・ホフマン(「地雷と少年兵」)
▼最優秀芸術貢献賞:「家族の映画
▼WOWOW賞:「カランダールの雪
▼観客賞:「神様の思し召し

アジアの未来部門
▼作品賞:「孤島の葬列
▼国際交流基金アジアセンター特別賞:「告別

日本映画スプラッシュ部門
▼作品賞:「ケンとカズ

posted by ミッキー at 19:02| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月30日

東京国際映画祭(6)『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』『下衆の愛』

🎬『モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ』ロドリゴ・プラ監督/メキシコ 

ソニア(ジャナ・ラルイ)は、病身の夫を自宅で介護している。そんな夫の病が急変してしまい、慌てて主治医を連絡をとろうとするが…。


死にそうな夫を救おうと高校生くらいの息子を連れて、掛かり付けの病院、医師の自宅、保険会社の社長宅を次々と押しかけて行くソニア。そのやり方は尋常ではない。

息子も「ママ、もうやめてよ」「もう無理だからやめて」と母親に懇願するように頼むが「パパは死んでしまってもいいの?」と聞く耳を持たない。

すぐに思いだしたのは、デンゼル・ワシントン主演で、幼い息子を救いたい一心で乱暴とも思える告発をする『ジョンQ-最後の決断-』

日本は保険制度が今のところしっかりしていると思う。娘の住んでいるオーストラリアは、保険料の安いところは一日がかり、最高額なら待ち時間なしで一流の医師と万事お金次第だ。それに歯医者はべらぼうに高く、夫婦揃って一年に一度くらいタイに行き、歯医者と観光しても、医療費用を上回ることはないらしい。

この作品のメキシコの医療制度の「貧乏人にはこの薬まで」という保険実態が浮き彫りにされると、意地でも突き進んでやる!というソニアの気持ちが理解できた。

☆母親の行動に尻込みする息子も、次第に世の中の仕組みがわかってきて毅然とする態度になり、救われた。


🎥『下衆の愛』内田英治監督

映画監督のテツオ(渋川清彦)は40歳目前だが実家にパラサイトしている。実家では、妹にタバコ代を借金したり、売れない女優を連れ込んだりと自堕落な生活をしている。今も数年前の映画祭で受賞が忘れられないテツオだった。


現実の映画業界がこんなもんだとは思わないが、業界の嫌なところをギュッと凝縮するとこんなのかな?と思ってみたりして…。「シャブより始末悪いのが映画作り」という台詞に、ミッキーの映画中毒もその空気を吸ったから?とちょっと心配😱。

しょうもないテツオ監督の周りに、お金や力はないが「映画を愛する」熱意のある人々が集まっていた。映画業界の方がどんな気持ちでご覧になったかお聞きしたいものだ。
posted by ミッキー at 11:33| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月29日

東京国際映画祭(5)『シュナイダーVSバックス』 『ニーゼ』

🎬『シュナイダーVSバックス』アレックス・ファン・ヴァーメルダム監督・脚本/オランダ、ベルギー 

家族が自分の誕生日パーティーを準備している中、シュナイダー(トム・デウィスベラーシ)に仕事の電話が入る。「作家のバックスを殺せ」との命令で、一流ヒットマンの裏の顔を持つシュナイダーは支度をして家を出る。

腕利きの彼にとって朝飯前の、いや誕生日パーティー前の簡単な仕事であったはずだったが…。


『ボーグマン』の監督作品。ミッキーの去年ホラー作品部門でベストテン4位入れた逸品で、シッチェス映画祭でグランプリを受賞した作品。そんな監督さんの作品だから「もっともっと怖く激しく」と願ったが、3割引きサスペンス映画。

というよりあくまでも人間的、人間の弱さやアホさ加減で「サスペンスでこれをやったら緊張感なし」という箇所もあり、つまらないとまで言えないがボーグマンの次なら「もっと」とおねだりしたいミッキー。

軸になる話は殺し屋元締めが、いままで仕事をさせてきた殺し屋同士をお互いに始末させるというもの。それには時間を決めて二人がうまく遭遇するように逐一メールして知らせるはずが、間違ってメールしてしまうのだ。

例えば

殺し屋A「いま車を直すふりをして道端にいる」
元締め「わかった。そのまま10分くらい待て」
元締めは殺し屋Bに「Aはあと10分は道端で車を修理しているからヤレ!」というメールをBではなく、Aに間違って送ってしまうのだ。

会場には😄笑いがおき、初歩的ミスもここでは致命的になり話はどんどん深まるならよいが小手先展開になり、想像の範囲をこえない作品でがっかり。そうは言っても最後まで💤居眠りなし!

それは葦のしげる沼地のたった一軒の別荘の舞台設定がとてもよかったからだと思った。


🎬『ニーゼ』ホベルト・ベリネール監督/ブラジル 

ニーゼ・ダ・シルヴェイラ(グロリア・ピレス)は、リオデジャネイロ郊外にある国立精神病院に医師として着任した。そこでは日常的にロボトミー手術や電気ショックによる治療が施されていた。彼女はそれに反対し拒否した為に、作業療法室に追いやられてしまう。


1940年代の実在の精神科の女医ニーゼの半生を描いている。男性医師の中で唯一の女医で、実際は映画よりひどい扱いを受けたらしい。

作業室は物置部屋になっていて、片隅で失禁した患者が壁に汚物で不思議な絵画を描いているのを見たニーゼは、そこを清潔に片付けて、いろんな分野で思い思いに表現ができるよう、環境を整えていった。

行動が早く、男社会からの嫌がらせも日常的にあったが「あなた達はアイスピックで治療するが、私は絵筆で患者と向かい合って治療している」と毅然と言っていた。

晩年のニーゼが最後に映されたが、茶目っ気のある朗らかなおばぁさまだった。この笑顔と勇気でたくさんの患者さんが救われたと思った。

☆ロボトミーの手術はアイスピックを使っていた時代があった。
posted by ミッキー at 09:46| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする