2018年02月25日

テロに立ち向かった3人の若者が本人を演じる ‼️3月1日公開『15時17分、パリ行き』

🎬『15時17分、パリ行き』クリント・イーストウッド監督/アメリカ/94分/3月1日より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー公開

2015年8月21日。オランダ・アムステルダム発、フランス・パリ行きの高速鉄道タリス列車には554人の乗客が乗っていた。その列車にはイスラム過激派の武装した男が無差別テロを企て、自動小銃を発砲した。

その列車に偶然乗り合わせていた旅行中の米空軍兵のスペンサー・ストーン、オレゴン州兵のアレク・スカラトス、彼らの友人で大学生アンドニー・サドラーの幼なじみ3人が、犯人に立ち向かう。

クリント・イーストウッド監督はこのところずっと実話物を基に映画を作っている。『アメリカン・スナイパー』『ジャージ・ボーイズ』『ハドソン川の奇跡』そしてこの新作も「タリス銃乱射事件」を基にしている。

3人の勇敢な若者は故郷カルフォルニアの幼なじみで、幼い時の様子や家庭の事情、学校での出来事が映し出されていて、青年に成長してからは3人がそれぞれ本人役として登場している。

これは観終わってから知ったことだったが、言われなければ新人を3人見つけて…と思うぐらい違和感がなかった。一度経験したことをもう一度演じるという経験は誰しも経験できないが、イーストウッド監督の手にかかれば、するすると感動作品になって観ている者を熱くさせてくれる。
posted by ミッキー at 00:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月24日

今日、2月24日公開『ザ・シークレットマン』

先週上京した時に新宿シネマートで上映していた斎藤工監督『blank13』は満員札止めと立ち見などで2回も観られなかった。今日、名古屋公開初日。いの一番でこれを観たが期待しすぎた。満員の東京が信じられない……

13年ぶりに音信があった父親(リリー・フランキー/さすがに上手い!)は病で死の寸前。会いにいったのは次男のみ。そして父親は死に葬式場面が長く続く。なぜか僧侶は来た人たち1人1人思い出を語らせる、ここからがよくない。

臭い、臭すぎ。佐藤二朗さんがその面々の司会進行の役柄になっていくが、それがわざとらしく感じた。

ただ火葬場の裏の機械室が始めてみる場所だったので、まあいいか…と思った。あわてて観る作品ではなかった。

🎬『ザ・シークレットマン』ピーター・ランデズマン監督/アメリカ/103分/ミッドランドスクエアシネマ2にて

深夜、ワシントンD.C.の民主党本部に5人の男が侵入。盗聴器をつけようとしていたところを逮捕される。事件を担当したFBI副長官フェルト(リーアム・ニーソン)は、背後にホワイトハウスの関係者がいると確信。相手が大統領であろうが捜査の手を緩めなかった。

だが、長年FBIのトップにいたフーバー長官の急死から、長官代理の席についたグレイ(マートン・ソーカス)は、 ホワイトハウスの意向を受けて48時間以内に捜査を済ませるようにと指示された。

フェルトは「TIME」と「The Washington Post」の記者に捜査情報を教えて……。

1970年代のウォーターゲート事件の際に内部告発し「ディープ・スロート」と呼ばれた人物の実話を描くサスペンス。

監督さんは『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』『コンカッション』の方で、現実に起きたことを調査して奥深く描いている。ミッキーはコンカッション(脳しんとう)は公開の年の洋画ベストテンに入れた。新作のと合わせて少し大げさだが「アメリカの恥部・三部作」と呼びたいぐらいだ。

実は正月に飛行機の中で半分だけ見ていて、公開も決定していたので、あぁ、これは予習が必要だなと感じて「ウォーターゲート事件」のことを調べたが、これがとても複雑で半分も理解できなかった。

映画ではフェルトがアメリカ国家、FBIを守るためと新聞記者にリークしているが、彼自身の野心もあったように感じた。

3月末に公開される『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(スティーヴン・スピルバーグ 監督、メリル・ストリープ、トム・ハンクス主演)も一層興味深い作品になりそうだ。
posted by ミッキー at 20:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月23日

自分らしく生きるために 2月24日公開『ナチュラルウーマン』

今朝、いつも行く喫茶店でもマッサージ治療院でも大杉漣さんの急死のことが話題になった。皆、語らずにはいられない状態だった。慕われていた大杉さんのお顔がちらついて仕方なかった。

🎬『ナチュラルウーマン』セバスティアン・レリオ監督/チリ、アメリカ、ドイツ、スペイン/104分/ 2月24日よりシネスイッチ銀座他にて全国ロードショー公開

ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌っているトランスジェンダーのシンガー・マリーナ(ダニエラ・ベガ)は、チリのサンティアゴで年齢差のある初老の恋人オルランド(フランシスコ・レジェス)と素敵なマンションで暮らしていた。

その日はマリーナの誕生日で、豪華なレストランで祝ってから、家に戻ると急にオルランドの具合が悪くなってそのまま他界する。彼が亡くなったことでマリーナは「予想外」のトラブルに見まわれて…。

監督さんの前作は『グロリアの青春』。この評はいつも感想を寄せてくれる「ねんねこさん」に丸投げしてしまったミッキー。2014年の2月7日のミッキーのブログに書いてもらった。さっき、そのブログを読んでみたが、今さらながらよく書けていると思う。

そして、この新作。主役の女優自身もトランスジェンダーの方。初老の彼と若い女性の組み合わせはあまたあるが、若い女性がトランスジェンダーということで、警察はもちろんのこと、急死した男の家族から屈辱を受ける。

一番傷ついたのは葬儀に出てほしくないと言われたこと。これを不条理だ、と思うか、家族にとってそれは仕方ないと思うかそれぞれだが、ミッキーは仕方ないと思った。

最後のシーンは彼女が正式に音楽大学で勉強するために、ヘンデル作曲オペラ「セルセ」のアリア「オンブラ・マイ・フー」を歌う。その声にはビブラートがほとんどない中性的な響きがあった。ヘンデルが求めていた声に近いのではと感じた。

posted by ミッキー at 19:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする