18世紀デンマーク。貧しい退役軍人ルドヴィ・ケーレン大尉(マッツ・ミケルセン)は、貴族の称号をかけて荒野の開拓に名乗りをあげる。
苦労の末、少し開拓の兆しが見え始めたころ、それを知った有力者フレデリック・デ・シンケル(シモン・ベンネビヤーグ)は自らの権力が揺らぐことを恐れ、あらゆる手段でケーレンを追い払おうとする。
ケーレンは自然の脅威とデ・シンケルの非道な仕打ちに抗いながら、デ・シンケルのもとから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラ(アマンダ・コリン)や、とある集団に見捨てられた少女アンマイ・ムス(メリナ・ハグバーグ)と出会い、家族のように心を通わせていくが……。

これ、映画館で何回も何回も予告を見たが、そのイメージとはちょっと違った。良い予告、悪い予告などあまり気にしていないが、この作品に関しては良い印象はない。
マッツ・ミケルセン扮する軍人の内面がどうも「正義」ばかりではなく、「欲」も十分に持ち合わせた人物で、予告にその片鱗も見せていなかった。
もちろん、みるべき作品ではあるが、期待以上の映画ではなかった。