2025年11月07日

11月7日公開映画『トリツカレ男』

🎬『トリツカレ男』高橋渉監督/;日本/97分(東京国際映画祭アニメーション部門)

何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまうジュゼッペ(声: 佐野晶哉)
は、街の人々から「トリツカレ男」と呼ばれていた。

彼がとりつかれていたものは、三段跳び、探偵、歌などで誰も予想できないものばかりだった。

ジュゼッペは行き場のないネズミのシエロ(声:柿澤勇人)に話しかけるうちに、ネズミ語をマスターする。

ある日、昆虫採集に夢中になっていたジュゼッペは、公園で風船売りをしているペチカ(声:上白石萌歌)に一目ぼれ。次は彼女に夢中になる。

勇気を出してペチカに話しかけるジュゼッペだったが、彼女は心に悲しみを抱えていた。

ジュゼッペはペチカのため、相棒シエロとともに、これまでとりつかれてきた数々の技を使って彼女の心配事をこっそり解決していく。

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posted by ミッキー at 20:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年11月06日

東京国際映画祭2025(7)センターピース『TOKYOタクシー』

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🎬『TOKYOタクシー』山田洋次監督、脚本/103分

毎日休みなく働いているタクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、娘の入学金や車検代、家の更新料などで四苦八苦していた。

そんなある日、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子/若き日蒼井優)を東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。

最初は互いに無愛想だったが次第に心を許し始めたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と寄り道を依頼する。

東京のさまざまな場所を巡りながら、すみれは自らの壮絶な過去を語り始めて……。



数時間前まで赤の他人だったのに、生涯のうちあけ話をする間柄になる。人と人との繋がりが薄くなりかけている現在にふさわしい作品。

監督は「男はつらいよ」シリーズの山田洋次。松竹創業130周年記念映画で、監督にとって91本目となる。原作は2023年に日本でも公開されたフランス映画『パリタクシー』。

 パリを東京に置き換えて、戦後刻々と変化していった大都市の歴史をバックに、昭和、平成、令和とすみれの激動の人生を語らせている。

 想像を絶する彼女の過去に心底驚くと同時に、それでも見事に生き抜いたエネルギーに身体が熱くなった。

 山田監督作品には欠かせない名女優・倍賞知恵子、そして圧倒的な人気と存在感を持ち続けている木村拓哉との共演が話題になった。
posted by ミッキー at 19:33| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年11月05日

東京国際映画祭2025(6) 受賞作品

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🟠コンペティション部門
▼東京グランプリ/東京都知事賞:『パレスチナ36』(監督:アンマリー・ジャシル)

▼審査員特別賞:『私たちは森の果実』(監督:リティ・パン)

▼最優秀監督賞:アレッシオ・リゴ・デ・リーギ、マッテオ・ゾッピス(『裏か表か?』)、チャン・リュル(『春の木』)

▼最優秀女優賞:福地桃子、河P直美(『恒星の向こう側』)

▼最優秀男優賞:ワン・チュアンジュン(『春の木』)

▼最優秀芸術貢献賞:『マザー』(監督:テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ)

▼観客賞:『金髪』(監督:坂下雄一郎)


🟠アジアの未来部門

▼アジアの未来作品賞:『光輪』(監督:ノ・ヨンワン)


🟠アジア学生映画コンファレンス

▼アジア学生映画コンファレンス作品賞:『フローティング』(監督:イ・ジユン)

▼審査委員特別賞:『エンジン再始動』(監督:チョン・ヘイン)

『永遠とその1日』(監督:チェン・リーシュエン)
posted by ミッキー at 22:15| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする