2025年02月14日

2月14日公開映画『愛を耕すひと』

🎬『愛を耕すひと』ニコライ・アーセル監督、脚本/デンマーク、ドイツ、スウェーデン/127分

18世紀デンマーク。貧しい退役軍人ルドヴィ・ケーレン大尉(マッツ・ミケルセン)は、貴族の称号をかけて荒野の開拓に名乗りをあげる。

苦労の末、少し開拓の兆しが見え始めたころ、それを知った有力者フレデリック・デ・シンケル(シモン・ベンネビヤーグ)は自らの権力が揺らぐことを恐れ、あらゆる手段でケーレンを追い払おうとする。

ケーレンは自然の脅威とデ・シンケルの非道な仕打ちに抗いながら、デ・シンケルのもとから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラ(アマンダ・コリン)や、とある集団に見捨てられた少女アンマイ・ムス(メリナ・ハグバーグ)と出会い、家族のように心を通わせていくが……。

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これ、映画館で何回も何回も予告を見たが、そのイメージとはちょっと違った。良い予告、悪い予告などあまり気にしていないが、この作品に関しては良い印象はない。

マッツ・ミケルセン扮する軍人の内面がどうも「正義」ばかりではなく、「欲」も十分に持ち合わせた人物で、予告にその片鱗も見せていなかった。

もちろん、みるべき作品ではあるが、期待以上の映画ではなかった。
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2025年02月11日

『THE RIGHTMAN 正義の男』ミッドランドスクエアシネマにて

🎬『THE RIGHTMAN 正義の男』宅間孝行監督/61分

何事にも正しく向き合い、間違ったことは決してしない男、中村正義(金田明夫)。

他人の間違いも許せない彼は、歩きタバコやバス車内での大声での通話、会社の不正などを、目にしたら迷わず注意をしたり、直訴したりしている。

周りに困っている人がいたら手助けせずにはいられない性分だ。

そのために様々なトラブルに巻き込まれ、逮捕されたり、大ケガを負うこともあった。

それでも、自分のポリシーに従い、正しいと思う道を進む中村正義だったが……。

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宅間孝行監督は、俳優、脚本家、演出家、劇作家など幅広く活躍している方。監督自ら、この作品を「4コマシネマ」と名付けている。

会社の直属の上司にモト冬樹、老人施設の入居人に中村玉緒が出ている。

特にオススメ作品ではないが、いろんな展開があって楽しめた。こんな映画だけど?忘れにくい作品だ。

そもそも、この男がこの歳(多分40〜50歳?)まで、一応無事にサラリーマンをやっているのが「不思議」。生まれつきの性格ならこれまでいろいろあって当然。

だから『正義の男 児童篇』とか『正義の男 青春篇』とやってくれたらいいのに……。


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2025年02月10日

2人は、その後どうしているのか…‥2月21日公開『あの歌を憶えている』

🎬『あの歌を憶えている』ミシェル・フランコ監督、脚本/アメリカ、メキシコ/103分/2月21日より
新宿ピカデリー、ミッドランドスクエアシネマ他にて全国ロードショー公開

ニューヨークで13歳の娘と暮らすソーシャルワーカーのシルヴィア(ジェシカ・チャステイン)は、若年性認知症で記憶障害を抱えるソール(ピーター・サースガード)と出会う。

彼のl家族に頼まれてソールの面倒を仕事休みだけ見るようになったシルヴィアは、ソールの優しい人柄と、彼が抱える病抗えない運命への哀しみに触れ、次第にひかれていく。

しかしシルヴィアも過去の出来事で心に傷を抱えていた。2人はそれぞれ大きな悩みを抱えながら、互いに人生と向きあっていく。

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2人が知り合うきっかけは、高校の同窓会の帰り道でシルヴィアをつけてき男がソール。シルヴィアは高校時代に男子生徒数人から乱暴され、ソールをその仲間と勘違いしたという経緯がある。

ストーリー展開は複雑だが、結末は意外とそっけない……。この先、どうなるの?と聞きたくなった。

★2023年・第80回ベネチア国際映画祭にてピーター・サースガードがボルピ杯(最優秀男優賞)を受賞。
posted by ミッキー at 12:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする