2022年08月11日

8月11日公開映画『ぜんぶ、ボクのせい』

🎬『ぜんぶ、ボクのせい』松本優作監督、脚本/121分

児童養護施設で母親(松本まりか)の迎えに来るのを待ちながらじっと我慢して過ごしていた優太(白鳥晴都)は、施設の事務所に無造作に置いてあった資料から母親の居所を知る。

その事務所から数万円を盗んで逃げ出した優太は母に会うため施設を逃げ出した。電車に乗ってたどり着いた家では母親が涙ながらに成長した優太を喜んだが、同居する男に遠慮してか、隠れて施設に連絡をされてしまった。

だが、訪ねて来た女性職員を振り切って逃げた優太は、軽トラで暮らすホームレスの男・坂本(オダギリジョー)に出会う。何も聞かず自分を受け入れてくれる坂本。二人は わずかな金銭を稼ぎながら寝食をともにする。

そこに、裕福な家にも学校にも居場所がない少女・詩織(川島鈴遥)も顔見知りになって……。

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最後まで緊張感が途切れることがなかった。特にオダギリジョーのホームレス姿が妙に板についていて、言うことも面白いし、飄々とした様子も良かった。

ただ、施設を飛び出して来た設定にしては、施設側の対応に疑問が残った。行方不明の子の親元にすぐに連絡して、その周りを探し回ると思う。たとえ探し回ることが出来なくとも、母親の連絡があって、迎えに行く時、女性1人ではまずいはず。2人以上で来るべきだと思った。

2人で来ても振り切って逃げることはできるから、ストーリーを変える必要がないので、ここは2人以上でやるべきだった。

細かい点でグダグダ言ってるミッキーだが「社会の仕組み」からはずれていると「現実」を描こうとしている作品のレベルが落ちると思う。 


posted by ミッキー at 03:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月10日

DVD『デタッチメント』

今日から1週間ほど伊豆高原で盆休み。いつも休みみたいなもんだけど、東京娘が名古屋にいてくれてメダカの世話をしてくれるので気兼ねなくいってこられる。

DVD『デタッチメント』トニー・ケイ監督/アメリカ/97分/2011年

英文学の臨時教師として公立高校(底辺高)に赴任したヘンリー(エイドリアン・ブロディ)は、生徒や学校と距離をとって仕事をしようと決めていたが、弱者である子供たちを見捨てることが出来ず、いつの間にか手を差し伸べていた。

ある日、その高校とは別の子で、売春や麻薬でその日暮らしをしている少女と知り合い、放ってはおけずに成り行きで同居生活をすることになって……。

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経営状態の悪い公立高校の女性校長、家族に無視され続けている同僚教師、いき遅れの女教師、それに複雑な事情が絡んだ生徒と家族。

それぞれの立場で学校で起きていること以外に、私生活もちゃんと描かれていた。

★監督さんの作品『アメリカン・ヒストリーX』は憎しみの連鎖を象徴していたが、『デタッチメント』は教育者としての立場から成長していく若者の幸せを願う連鎖だと感じた。

posted by ミッキー at 14:14| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月09日

試写三昧デー『百花』『沈黙のパレード』『線は僕を描く』を少しずつ

🎬『百花』川村元気原作、監督、脚本/104分/9月9日より東宝系映画館にて公開

レコード会社に勤める青年・葛西泉(菅田将暉)と、自宅でピアノ教室を開いている母・百合子(原田美枝子)は、以前、百合子が起こしたある事件によって、親子の間には溝があった。

ある日、百合子が認知症を発症。進行もはやく、泉の妻・香織(長澤まさみ)の名前さえも分からなくなってしまう。

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川村元気が2019年に発表した同名小説を、自らメガホンをとって映画化した作品。心に突き刺さった。ボケていている母の言葉にある「真実」、若い泉も忘れてしまった「出来事」、それぞれがピタッと合う最終場面で落涙。


🎬『沈黙のパレード』西谷弘監督/130分/9月16日より東宝系映画館にて公開。

数年前から行方不明になっていた女子高生が遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海(柴咲コウ)によると事件の容疑者は、湯川(福山雅治)の大学時代の同期でもある刑事・草薙(北村一輝)がかつて担当した少女殺害事件の容疑者で完全黙秘をして無罪となった男だった。

男は今回も黙秘を貫いて証拠不十分で釈放され、女子高生が住んでいた町に戻って来る。憎悪の空気が町全体を覆う中、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起きて……。

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130分あっという間だった。どんでん返しが何回もあって最後まで気が抜けなかった。
去年、コロナ禍のなか、マスク無しで撮影を決行。大勢の祭シーンなどがあったので驚いた。

🎬『線は、僕を描く』小泉徳宏監督、脚本/106分10月21日より東宝系映画館にて公開

家族を不慮の事故で失い、無目的になっていた大学生の青山霜介(横浜流星)はアルバイト先の絵画展設営現場で水墨画と運命的な出会いをした。

そんな彼を巨匠・篠田湖山(三浦友和)から声を掛けられて水墨画を学ぶことになった霜介は、初めての世界に戸惑いながらも魅了されていく。

墨絵の白と黒の間にたくさんの濃淡があって、筆だけではなく、いろんなものを使って描いていくシーンに見惚れてしまった。
posted by ミッキー at 11:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする