2018年10月22日

『Workers 被災地に起つ』ポレポレ東中野にて

25日からの東京国際映画祭が始まる前に上京した。名古屋では上映がない『こども食堂にて』をいち早くみたいと渋谷アップリンクに行ったが、監督さんの意気込みは感じるものの演出、編集がよくなかった。

学童が終わってこども食堂に学童の先生が少女を連れて来て、事情を話して帰ってしまう。親には連絡せず…、食べてから1人帰らすわけにいかず主演のボランティアさんが送っていくが、親夫婦は心配して探していて途中でばったり会う…これはしょうもない親より、非常識な学童、親ごさんにに連絡してあるか確認しない、こども食堂だ。

それに細かいことだが、主演ボランティアの夜間大学生は一週間の1日木曜日に休んでここを手伝っている。本当に細かくて「すみません」だが、ミッキーは同じ曜日に2〜3回休めばアウト、単位もらえない。夜間は単位ぎちぎちにカリキュラム組んでいるので2回休むが限度。せっかく福祉専攻しているのに……。

夏の設定にして「夏休み中は毎週来れますが9月からは大学が休めないので木曜の昼、準備だけになります」と付け加えないと、重箱のすみをつっついてみた。

有名な俳優さんも出ていたが、児童相談員をやった青木早苗さん。出番は1シーンだったが、言葉鮮明で、相談員としての真摯な思いを語っていた。女優さんとして大きく伸びていくような予感がした。


🎬『Workers 被災地に起つ』森康行監督/89分/ポレポレ東中野にて

希望者全員が同額出資して、話し合って経営して人と地域に役立つ仕事をする協同労働の協同組合ワーカーズコープ。「持続可能な社会の仕組み」を地域の人と共に作ろうと、話し合いながら続けるワーカーズコープの仕事立ち上げを、大槌、気仙沼、亘理、登米の東日本大震災被災地でも行われている。


ミッキーは今住んでいるマンションで毎週生協に参加していたが、映画にどっぷりになったので辞めさせてもらって、お店に直接行くようになった。今ではダシパック、バターなど年に数回行くだけになった。

その生協コープがワーカーズコープという働く場所作りの手助けをしている。昨日、今日で始まった仕組みではないらしい。たまたま今作では東日本大震災被災地での取り組みを映している。

被災地の方が「始めはともかく、次第に「◯◯してもらう」「◯◯をもらう」慣れしてしまって、これではいけないと思った」の言葉が印象に残った。

いろんなアイディアや希望がどんどん出てくるのも被災地ならではのことだろうが、話し合ってるだけでも元気が湧いてくる。お顔も希望に満ちていた。

年寄りの憩う場所がほしい、学童保育所がほしい、地元産の野菜果物を売りたい、障がい児の一時預かりの場所もほしい……等々。要望はどんどんでる。◯◯してもらうから自分たちが立ち上げてそこで働く に変化していく。皆でお金を出し合って会議を開いて、そして、自分らしく生きていく場に変えていく。

言葉にすればいとも簡単に思えるがきっとそうではないだろう。中にはやめていく方もいた。そんな方にも静かにカメラを向けている。そのシーンにはミッキーは「そう、そうだったの」と言って背中をなぜてあげたい気持ちになった。


⭐️今年になって、様々な自然災害が日本各地で起こった。ある人は「日本は自然災害列島」と言っていたが、どこに住んでいたって、いつ今の生活環境が覆されるかわからない。そんな時、この映画の笑顔を思い出せたらいいなと痛切に感じた。
posted by ミッキー at 09:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月21日

政治裏社会の綱渡り10月27日公開『嘘はフィクサーのはじまり』

🎬『嘘はフィクサーのはじまり』ヨセフ・シダー監督/イスラエル、アメリカ/118分/10月27日よりシネスイッチ銀座にて全国順次ロードショー公開

ニューヨークを牛耳るユダヤ人社会にどうにか食い込もうと自称フィクサーのノーマン(リチャード・ギア)は嘘とはったりで人脈を広げようと必死だった。

でも、そうそううまい話は転がっておらずヤケになっていたところ、ニューヨークを訪れていたイスラエルの新進の政治家エシェル(リオル・アシュケナージ)を見かけた。

彼は今後のための肩書きを利用しようと靴屋のショーウィンドウを覗いているところに、偶然を装ってエシェルに近づいて、意気投合をしたふりで、超高級ブランドの靴をプレゼントして電話番号を教えて貰った。

それから3 年。エシェルはイスラエル首相に出世。ノーマンは支援者パーティに参加する。音信不通だったエシェルはノーマンの顔を見るなり感激してノーマンを抱きしめ「ユダヤ人名誉大使」と人々に紹介してくれて……。


紳士のイメージが強いリチャード・ギアさん。でも公開されていないがDVD『ロスト・イン・マンハッタン 人生をもう一度』(オーレン・ムーヴァンマン監督・原案・脚本)で浮浪者役をやっている。http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/432853046.html
この浮浪者役の時、ゴミ箱をあさっていたら、本当の浮浪者と思った女性が自分の食べ残しのピザを差し出したというアクシデントがあったが撮影は続行したらしい。そんな役もやっているのでちょっとうらぶれたフィクサー役には驚かない。

驚かないが、とことんずる賢くできないノーマンの姿はハラハラするし同情してしまった。人生の浮き沈みを見ると歳のせいか切なくなってきた。
posted by ミッキー at 16:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月20日

今日、10月20日公開『マイ・プレシャス・リスト』

伊豆高原はもう深秋でひんやりと底冷えがする。周りの家は真っ暗で、ここに来るようになってから近くに電気がついているのは3回。昼間、お話したのは2回だけ。

ここでは読書と昼寝と♨️で、夜はいつも見ないテレビをつける。

今日見たのはキューリー夫人の伝記番組。その中に時計文字盤をラジウムで書く仕事をする女の人が次々と死んでいく話があった。この話はドキュメンタリーになっている。2015年公開の『ラジウム・レディ文字盤と放射線・知らなかった少女たち』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/article/419028818.html

テレビでは、当時はラジウムが大人気で化粧品、薬、水、食べ物などラジウム入りの物がもてはやされたと語っていた。


🎬『マイ・プレシャス・リスト』スーザン・ジョンソン監督/アメリカ/98分

ニューヨークのマンハッタンで暮らすキャリー・ピルビー(ベル・パウリー)はIQ185(❗️)でハーバード大学を飛び級で卒業した才女。しかし、コミュニケーション力は全くないので、彼氏などはもちろんのこと、同性の友だちも仕事もないありさま。

そんな彼女のお話し相手といえばセラピストのペトロフ(ネイサン・レイン)だけ。彼は考え抜いた末に、キャリーに「幸せになるためのリスト」を作り、そこに書かれた6つのことをクリアするようにと提案した。

「ペットを飼う」「子どものころ好きだったことをする」「デートをする」「友だちを作る」「1番、気に入った本を読む」「誰かと大晦日を過ごす」…… 根が素直なキャリーは半信半疑ながら実行する。


死ぬまでにやりたいことのリストをあげた映画より、社会性はないが、ブルーのつぶらな瞳のお嬢さんの幸せになるためのリストは大歓迎。お名前からして女性監督さんという点でも外せない作品。

ミッキーだって、この6個の中で「マンションだからペットは飼えないし、金魚にしても長期留守するからダメだ」「子どものころ好きだったのは空想、妄想で、今もやってる」「デート、😰こりゃ無理ってもんだ」「友だちは作れそう……」「一番、気に入った本は高校時代に読んだジョン・ゴールズワージーの 林檎の樹、もう3回読み返しているが、また読んでみよう 」「大晦日はきっとシドニーの娘夫婦と🐕わんちゃんと過ごすはず」

この6個、考えているだけでもワクワクしてくる。女の方、ぜ〜んぶに観ていただきたい。

⭐️冬のニューヨークの佇まい、キャリーのちょっと外した洋服センスも見所の一つだ。
posted by ミッキー at 00:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする