2017年07月27日

「詩人」が主人公 (1) 7月29日公開『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』

昨日、水曜日はいつも行く喫茶店☕️にモーニングへ行った以外ずっと家にいた。東中野・娘が来ているので日頃やらない天ぷらをした。おととい岐阜で買った、茄子、ゴーヤ、さつまいも、いんげん、なた豆、しょうが、ミョウガと野菜ばかり。だし汁を丁寧にとって、大根おろしも作った。

娘がびっくりして「この暑い日に天ぷらするなんて、どうかしたの?映画いかないの?」と言ったが「可愛い娘が来てるから映画どころじゃないよ」と返した。未公開のDVDを借りてあったのでそれを見なきゃいけないし、家の掃除もやらないといけない箇所があるし、と予定だけはいっぱい。

でも頑張ったのは天ぷらだけ。あとはぐたぐた1日中、くっちゃ寝、汗かいたらお風呂(今のところクーラーは未使用)に入って過ごした。たまにはこんな日もいい。

🎬『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』テレンス・ディヴィス監督/イギリス、ベルギー/125分/7月29日より岩波ホール他にて全国順次ロードショー公開。名古屋は8月12日より名演小劇場にて上映

19世紀半ばのマサチューセッツ州。女子専門学校に通っていたエミリ・ディキンスン(シンシア・ニクソン)は学校の教えに従えず、そんなエミリを弁護士の父親がアマストの実家に連れ帰った。

エミリは両親と兄、妹と過ごすことになった。一人孤独に詩を綴るエミリの姿を見て、土地の名士である父親の計らいで地元の新聞に初めて詩が掲載された。当時としては女性が詩を詠むなど異例なことだった。


約190年前にマサチューセッツ州で生まれたエミリ・エリザベス・ディキンスン。お名前も作られた詩も知らなかった。

彼女はアメリカの最初の女子大「マウント・ホリヨーク女子専門学校」に入学するが約一年で家に帰る。

そのいきさつが映画の冒頭に描かれている。納得いかないキリスト教の「信仰告白」(神に対して自分の信仰を明確に言葉で言う)をしないなど、周りから白眼視される。

公然と「詩や文章は女性の仕事ではない」とにべもなく言われる時代にしっかり自身の考えを実行するエミリは変わり者には違いない。今、彼女が現代に生きていたとしても、これだけはっきり自分の考えを言える人は少ないと思う。

そんな彼女の遺した詩のいくつかが、プレス資料に載っていたが、そこには「なにものにも従属しない自由」と「平凡な言葉を使いながらも彼女の手にかかると真っさらな美しい言葉に変わる」のを感じた。

エミリの死後、46束の詩が見つかる……観ていて崇高な気持ちになった作品だった。
posted by ミッキー at 16:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月26日

日本人監督が描く「出稼ぎ労働」の物語 8月5日公開『リベリアの白い血』

🎬『リベリアの白い血』福永壮志監督/アメリカ、リベリア/88分/8月5日より渋谷アップリンク他にて全国順次ロードショー公開

内戦の傷痕がまだ癒えていない西アフリカ・リベリアのゴム農園で働くシスコ(ビショップ・ブレイ)は過酷な労働の低賃金で家族をどうにか養っていた。

仲間たちと一緒に労働条件や環境を改善してもらおうと立ち上がるが、意志も統一できずうやむやになってしまった。

そんな時、ニューヨークで働いているシスコの従兄弟マーヴィン(ロドニー・ロジャース・べックレー)が里帰りした。彼からニューヨークの話を聞いて、愛する家族を残してアメリカに渡ったが……。


リベリアという国がどこにあるかもわからなかった。もちろん内戦のあったことも知らなかった。そんな国の男が家族を置いてアメリカ・ニューヨークに出稼ぎに行く。

リベリアの生活と比べると彼の勤めるタクシー会社の寮は別天地で「水は出ますか」と聞いて「水道がある」と聞いて感動していた。そんな彼も知らない土地でタクシーを運転するなど、運転能力がうんとあっても大変なことだったと思う。

彼は地道に仕事をこなしていた。余分にたくさんチップをもらっても「こんなにたくさんのチップはいりません」と生真面目に返していた。真面目すぎるほどだ。そんな彼に、触れられたくない過去を知る男・ジェイコブ(ディヴィッド・ロバーツ)と再会することから彼の心を精神的に追い詰められていくのだ。

この作品はニューヨークを中心に活動する福永壮志監督の長編デビュー作。第65回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品、ロサンゼルス映画祭で賞を受けている。

主演はゴム農園での労働経験があるリベリア出身の方。ニューヨークの撮影後はアメリカに移住して俳優の道を歩み続けている。




posted by ミッキー at 22:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月25日

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 長編部門受賞作品 と 夏のコミケに出店日決定のお知らせ

今日は岐阜ロイヤル劇場に『細雪』(1983年監督:市川崑)を観に行った。昭和13年の時代設定で、封建的な大阪大店の四人姉妹を描いている。女優さんは岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子。

1番上の長女の年齢は高校生の女の子がいるから35歳前後だろうか。次女にも6歳ほどの子がいるから32、3歳として、子連れや再婚者とばかり見合いをしている吉永小百合さんは28歳くらいか……。

もうすぐ70歳のミッキーも四人姉妹で結婚の時は上から順番という固い決まりはあった。だからミッキーと姉は同じ年に妹は次の年で家計は大変だったらしい。姉の支度した着物をミッキーのタンスに入れて急場をしのいだりしていた母の苦労を思い出した。こうやって昔の映画を観ると「そういう時代に確かに生きていた」実感がわいてきた。


SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 長編部門受賞作品

★ノルウェー作品『愛せない息子』(アーリル・アンドレーセン監督)がグランプリに輝き、ノルウェー作品としては本映画祭では他の賞も含め初の受賞。

★ドキュメンタリー映画『中国のゴッホ』(ハイボー・ユウ監督、キキ・ティエンチー・ユウ監督)が受賞。海外のドキュメンタリー作品の受賞も、本映画祭では他賞を含め初。

★審査員特別賞にはハンガリー映画『市民』(ローランド・ヴラニク監督)が輝き、こちらもハンガリー映画の受賞は本映画祭では初。

★SKIPシティアワード 『三尺魂』加藤 悦生 監督 国内作品を対象に、今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に対して授与する賞。


夏コミケは、8月12日土曜日 「東地区 Xー26a」です。皆様のご来店を👭咲店長と副店長のミッキー共々お待ちしております。
posted by ミッキー at 10:18| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする